パンと名帆子

Xも同じ名前でやってます

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記事一覧

おばけにまつわる

9月30日から10月1日への移行があっけなさすぎた、わたしの意識外にあった、ふつうに半袖で出勤してしまった イベントだとハロウィンが一番すきで、だからといってどこかへ…

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ごじあい

たまにきかれるけれど、わたしの仕事はいろんな人ににこにこする仕事なので四六時中いろんな人ににこにこしている 人に親切にするのがすきと思う わたしの父親はとんでも…

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付和雷同

付和雷同という文字面が苦手です 組み合わせがなんかしっくりこないから 好んでよくしていた髪型、友だちの1歳の娘と同じでちょっとはずかしかったな 洗濯の山を横目に…

パンと名帆子
1か月前
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SNS奇譚

X(ツイッター)のほうでは言い淀んでしまうようなことをnoteには進んで書くようにしています わたしは学校が大嫌いな子どもで、とにかく同じところにじっと座っているの…

パンと名帆子
3か月前
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折衷

朝起きて燃えるごみを捨てにいくついでに、左手を流れる川に沿って散歩した 隣家できれいに咲いていたあじさいを写真で撮りたくなったけどやめました、最近のわたしSNSあり…

パンと名帆子
3か月前
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今日の散歩

川沿い、黄色い花がもさっもさっと風に揺れていて、その横でおばあちゃんが手入れをしていた わたしは苦いザクロのジュースを買ってのんでひたすら歩いた 夏になると毎年…

パンと名帆子
4か月前
10

死にぎわ

3月末、インフルいなしたらやり返された 病院でこんなんもらった 宇和ゴールドっていう謎のフルーツうまい 酸っぱいから砂糖漬けに 不意にながれたYou're everythingと…

パンと名帆子
5か月前
4

びゅうお

沼津漁港にびゅうおっていう、なんかでっけー展望台があって、ずっと降ってた雨がやんで、安心してしずんでく夕日の一部始終をみていたことがあった 雨粒できらめく窓をみ…

パンと名帆子
7か月前
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乱入おばあちゃん

公園でお昼ごはんを食べていた 風が強く、髪の毛が暴れてごはんどころではなかった わたしと風との闘いだった 何度目かの横切りを経て、見知らぬおばあちゃんがやってきた…

パンと名帆子
7か月前
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おばけにまつわる

おばけにまつわる

9月30日から10月1日への移行があっけなさすぎた、わたしの意識外にあった、ふつうに半袖で出勤してしまった

イベントだとハロウィンが一番すきで、だからといってどこかへ繰り出したり仮装したりコンコンコントリックオアトリートってやつやるわけじゃないんだけど、とにかくすき
たぶんおばけがすき

小さい頃からずっとみているナイトメアビフォアクリスマス
NHKで昔みてずっとおぼえてる海外の子ども向けドラマ

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ごじあい

たまにきかれるけれど、わたしの仕事はいろんな人ににこにこする仕事なので四六時中いろんな人ににこにこしている

人に親切にするのがすきと思う
わたしの父親はとんでもない人間だったけれどとても親切な人だった
人に親切にするのがすきだったんだなと思う
父が自分の甲斐性のなさを帳消しにするため人にやさしくしていたのか、それともわたしに父親面したかったのはやっぱりわからないな
大人になると父のことがとてもわ

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付和雷同

付和雷同という文字面が苦手です
組み合わせがなんかしっくりこないから

好んでよくしていた髪型、友だちの1歳の娘と同じでちょっとはずかしかったな

洗濯の山を横目にこんなん一体だれがたたむんだよーと思いながら結局自分でたたむ
おもしろいね

お酒も煙草もギャンブルもしないけれど三千円のマッサージとか、口コミも読まないでいって運試ししたりする

16時くらいまでたっぷりねたからあんまねむくないんだよ

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SNS奇譚

X(ツイッター)のほうでは言い淀んでしまうようなことをnoteには進んで書くようにしています

わたしは学校が大嫌いな子どもで、とにかく同じところにじっと座っているのが苦手で、狭い教室も苦手、年齢があがっていくと増えるかけひきのような友だち付き合いも、興味のないことを勉強することも苦手でした

思えば親はわたしに隠れていつも泣いていたし、先生も首を傾げるばかりだし、友だちもほとんどできなかった

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折衷

朝起きて燃えるごみを捨てにいくついでに、左手を流れる川に沿って散歩した
隣家できれいに咲いていたあじさいを写真で撮りたくなったけどやめました、最近のわたしSNSありきで写真撮ってばかりでつまらないやつだなと思ったから

ミネラルウォーターのボトルに、ストローを刺して飲んでいた人を見かけたので真似したらおいしかったという発見

そして折衷の「衷」の字は、どうがんばってもチュウって読めない自分の脳みそ

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今日の散歩

川沿い、黄色い花がもさっもさっと風に揺れていて、その横でおばあちゃんが手入れをしていた

わたしは苦いザクロのジュースを買ってのんでひたすら歩いた

夏になると毎年きいているアルバムがある
「君の無事を願っている」
多くを語らず飾らない歌詞がいい

死にぎわ

3月末、インフルいなしたらやり返された
病院でこんなんもらった

宇和ゴールドっていう謎のフルーツうまい
酸っぱいから砂糖漬けに

不意にながれたYou're everythingという歌詞に恐れおののく
わたしからは絶対出てこないフレーズ

まだ花見もしていない
祝福されてうまれてきたのだしせっかくなら死ぬまで歓声を浴びていたいよね

びゅうお

沼津漁港にびゅうおっていう、なんかでっけー展望台があって、ずっと降ってた雨がやんで、安心してしずんでく夕日の一部始終をみていたことがあった
雨粒できらめく窓をみて思い出したので

乱入おばあちゃん

公園でお昼ごはんを食べていた
風が強く、髪の毛が暴れてごはんどころではなかった
わたしと風との闘いだった

何度目かの横切りを経て、見知らぬおばあちゃんがやってきた

「お嬢ちゃんおひとり?」
「はい」

おばあちゃんさんが全人類の善意をかき集めた顔で笑いかけてきた

「わたしもね、ここでよくお散歩するのよ。だからさみしかったらね、いつでも一緒にご飯食べましょうね。ね、明日もくるからね」

わたし

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