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就職活動を始める前に大切なこと 約束を守る

仕事は全て「約束」から成り立っています。

八百屋であれば、りんごを顧客が「買いたい」と言い、りんごという成果物を顧客に渡すから、約束が果たされ、お金がもらえるのです。

八百屋(小売業)の場合は、そこにある商品が成果物なので、期限については、「その場」で終わります。しかし、顧客からの依頼が「建物」となれば、そこには必ずスケジュールが発生します。約束の期限までにきちんとした建物を建てることで対価がもらえるのです。

企業にとって、約束を守ることは最重要事項です。鉄道会社であれば、ダイヤ通りに顧客を安全に運ぶことが約束です。印刷会社であれば納期までに、印刷物をきちんとした仕上がりで顧客に納品する事が約束です。

同じく企業は、採用試験においても、学生が約束を守れるかどうかを確認しています。エントリーシートの提出期限を守る。面接で遅刻をしない。これは最低条件です。

さらに、優良企業は約束を守るだけでは良しとしません。顧客が気付いていない部分にまで手を加え、成果物として提供することで顧客に感動を与えます。付加価値=「かゆいところに手が届くサービス」で、顧客に自社のファンになってもらうのです。「こんなことまでしてくれるのか!」ということです。もちろん、これに対して顧客からもらう対価が、費用を超えてしまっては赤字となってしまいます。ですから利益の出る範囲内で、いかに顧客を感動させるかなのです。

約束を守ることは最低条件。さらに、付加価値で相手を感動させることが、仕事の本質だと私は思います。

就職活動も同じです。エントリーシートを期限までに出すのは最低条件。さらに付加価値として、期限の10日前までには相手先に着くようにすると言った、ちょっとした気配りが重要だと思います。人気企業となれば、締切ギリギリに沢山のエントリーシートが届くわけです。それであれば、少しでも早く送ることで、相手がファイリングをする負担を減らすことが出来ます。さらに、書類が早く着けば、じっくり読んでもらえる可能性だってあります。

まず、約束を守ることが最低条件です。さらに感動が提供できれば最高。そのことを肝に銘じておきましょう。

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