優しい先生が好き…って?

若い頃はとにかくやる気マンマン
とにかく一生懸命で
とにかく子どもが可愛くて
子どもたちに囲まれていたことを思い出す

今がやる気がなくて
一生懸命じゃなくて
子どもが可愛くないのではなく
子どもたちに囲まれていないのでもなく…笑

若い頃のあたりまえの経験不足を
やる気とパワーとコミュニケーションで補っていたんだと思う…あの頃
とにかく何でもやってみたから、失敗は当然するし
昔は先輩に厳しく怒られたし
悔しくてよく泣いていた

この涙は自分の力不足が情けなくて
なんとかしたくて…の涙
先輩が嫌だとか怖いとか(怖い時もあったかもしれないけど…笑)じゃなくて
根底に言ってもらえるありがたさがあったから
教えてもらえることに本当に感謝して
早く自分でできるようになりたい!なる!
って本気で思っていた悔し涙
生意気な新人だったとも思う…笑

でも気持ちは伝わるんだ
先輩にも保護者にも子どもにも

毎日、毎年の積み重ねで経験が増えて
自分で感じたり、考えたり、相談したり
また失敗して反省したり

子どもたちが朝きた元気なまま
怪我や病気をせず帰ることができる
というのを基本にして

私という保育士ができることを探して
とにかく行動

今、数十年⁈経験を積み重ねて
あの頃の私にはわからなかった感覚とか
経験値が今の私になっている

これは、若いからダメとか
歳を重ねているから安心とか
優しいからいいとか
そんな安易なものではなくて
言葉に表すのがものすごく難しいけれど…

結局
それぞれの人間性が出る職業であることは間違いなく
その根底にあるものが大きく影響して大事になってくることを
もっとそんな話を保育士同士でできたらいいんだろうなぁ
大事なことを話し合いたい
そこを大事にできたら変わることあるよなって思う

子どもたちは、ひとくくりに優しい先生が好き
…なんだけど
そこにはいろいろなものが詰まっていること
この深さ
伝わりにくいよな〜

そして今は保育士にも伝わりにくいことある…笑
若い先生は特に失敗に慣れてなくて、指摘に弱くて、プライドが高くて…よかれと思って言った言葉が心を傷つけてしまうことになったこともあり難しさを感じたりもする
もちろん若い先生ひとくくりにもできず
経験年数が多いからできているかといえばそうじゃないことも多い
結局その人だ

できなくてあたりまえ、自分の伸び代を信じて、ガムシャラにやっていた自分と重ねるともったいないなぁと思ったりして…これはただの私の思いだけれど
当然私も、今になっても自分の力だけでは何にもできないから、それがわかっているから
できない自分やわかっていない自分を自覚しているから
まだまだ失敗も多いし
それでもいいと思っている
だから謙虚に柔軟に

そんな中でも
私もできない自分を棚に上げて
心苦しくも思ったことを伝える場面もあり
その難しさに悩み続けているのも今…軸はブレないように

どんなことも最終的には結局自分
言う方も言われる方も
捉え方とその後の行動だ

そのいろいろな溢れ出るものが伝わって
若くても
経験積んでいても
『大好きな先生』
に最終的になるんだろうな

ずっと成長だ
私も…

とはいえ優しい先生…でありたいと思う
それ以上に私はおもしろい先生かな

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