みんな違ってみんないい

保育士になって
20年以上

たくさんの子どもたちに出会い
そして
別れもあり

卒園して小学校に行き
それぞれが別々の道を歩む

年長の担任をして
卒園を一緒に迎える一年を過ごすと
子どもも保護者も保育士も
思い入れもあり
思い出にも残り

卒園してからも記憶に残ることが多いが
0歳児の担任などは
その時は私がいなくてはダメなぐらいの存在なのに
次の年担任が変わると忘れてしまうかのような
それぐらい
通過点である

大事な乳児期にかかわれることは幸せで
その時は互いにかけがえのない存在になれる
それでいい

1、2、3、4、5歳児…と
子どもの成長にかかわる中で
もう、子どもは産まれた時から
個性があるということ

しかし環境の影響も大きいということ
誰と一緒に過ごし
どんな風に育ったかは
子どもの個性にもかかわってくる

家庭環境の土台が当然大きいが

保育園もその環境の一つとなる

保育士の存在も

人がかかわる仕事だから
当然といえば
当然だが

その大きな責任を
自覚して
毎日を過ごしている保育士
その度合いはそれぞれであることは
ともかく…(あまり言いたくないが、保育士も人間、いろいろな人がいることを前提として)

いろいろな子どもたちがいると共に
いろいろな大人がいることも
環境の一つとして
面白いことでもあると思う

子どもにとって
たくさんの人とかかわる経験は
大切であると思う

そして
大人は
子どもたちがそれぞれ違うということ
小さいけれど
一人の人間であること
それを大事にしたい

みんな一緒
だなんて
無理な話で
みんな一緒
だなんて
危険なことでもあると思う

今保育園は
少しずつ
昔の保育から変わろうとしている
と思う
私はそれを感じながら
私らしく
これまでの保育も大切にしながら
新しい保育を柔軟に取り入れたいと思う

みんな違ってみんないい

大人も子どもも
それを大事に
自分を受け入れて
相手も受け入れて

大切にしながら過ごしていけたらいい

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