見出し画像

今でも忘れられない初海外留学でのショッキングな経験。

ほのかです。


私には、5年が経過した今でも思い出すたびにグサッとくる

苦い経験があります。


それは、高校1年生の時、初めて海外留学をした時のこと。

留学先で、
世界の高校生が集まる国際交流の場に参加させてもらい、

せっかくだからとグループディスカッションにも加えてもらいました。

言われるままにテーブルにつき、
ディスカッションスタート。


テーマは、いじめ問題。

なぜいじめが発生するのか、食い止めるには何ができるのかを
各国の生徒がバンバン発言していく中、

生徒たちの話す速すぎる英語についていけない私は、何も言えず、ただ黙ってテーブルの端に座っていました。
この時すでに、メンタルはズタボロでした。笑


結局、一言も言えないままディスカッションは終わり。

やっと終わった…と席を立とうとしていた私に、

隣に座っていたアメリカ人(同い年)の生徒がこう言いました。


「ねえ、何でここにいるの?」


なぜそう問われたか分からず、何も答えられずにいると


「やる気ないのに何でここに来たの?

発言しないんだったら初めから来なければ良かったのに。」



え…?それ直接言う?キツくないか…?


というのが、最初の感想でした。

ただでさえ、議論が理解できず泣きそうな状態だったのに
それに追い打ちをかけるかのような彼女のどストレートな発言。


あまりにもショックで、何も言えず
頑張って笑顔をつくって sorry とだけ言い、

何も無かったかのようにその場を後にしました。



あとから振り返ってみると、この経験は、

日本と海外の価値観の違いを象徴しているのではないかと気づきました。


日本では、議論をする時、グループの中になかなか発言できない人がいても
周りがフォローしたり、質問を振ったりなど

それなりの配慮をする事が多いと思います。


ですが海外は、

とにかく発言してなんぼの世界。

前述の私のように、

何も発言しない者は
意見がない=考えていない=やる気がない

と見なされる。


母語じゃない英語だからディスカッションとなると難しいよね…とか、

いま頭の中で一生懸命考えているんだろうな…とか、


そんな配慮、周りは一切してくれません。


分からない時は、分からない。
聞き取れなかった時は、もう一度言って?

と、相手に自分の状況を伝えて初めて、周りは自分のことを理解してくれる。


過酷だなぁ…と思われるかもしれませんが、

これが世界(少なくともアメリカ)のスタンダードで、

逆に日本が稀なほうなんだと思います。



本当に、世界は広い。


日本の外に出ると、良くも悪くも自分ってめちゃくちゃ日本人なんだなぁと実感します。笑


また世界を自由に旅できる環境が戻ってきたら、どんどん日本の外に出て、

新しい世界を知って、面白いと思う価値観を自分の中に取り入れていきたい!


今はそのための準備期間!
だと思って、前向きに過ごしたいと思います🌱




ではまた。





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?