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日本はこんなに暑いのに、なぜキャミソールが少ないのか

ハワイと日本のミックスで、どちらの国でも生活したことのある好きなブロガーの女の子がいます。彼女がある動画で「ハワイでは長いズボンも履くけど、日本は暑すぎて長ズボンなんて絶対履けない」と言っていました。そのセリフにすごく違和感を持ちました。

「ハワイより日本の方が暑いのか...。なのに、どうして日本人女性はこのブロガーとは逆で、日本では着ないようなキャミソールをハワイで着るんだろう?」

ボリビア留学中に買った服が、日本ではなかなか着れなくなったことを思い出しました。理由は、友達に「肌出しすぎじゃない?」「外国人みたいだね(笑)」という反応をされたり、外出先で変な視線を感じたりしたからです。

そこで、何か関連する情報がないか調べてみると、ある記事を見つけました。そこに書かれていたのはこんな内容です。

「海外ではキャミソールとかを着ていた人も日本では着ないのは、日本では肌を見せただけで性的な対象として見られる可能性があるから」

それだけが原因かは分かりません。そもそもそういうデザインのものが売っていないということもあるかもしれません。でも、この記事の内容は私にはしっくりくるものでした。悲しいけれど、日本ではレイプ被害やセクハラも、女性がどこにいて何をしてどんな服を着ていたかに原因を求められます。実際に私自身も、痴漢被害を訴えた際に「なんでゲームセンターにいたの?」と警察に問い詰められたことがあります。

自分の体験の話に戻りますが、私の服装に指摘をしてくるのは女の子の友人たちです。彼女たちにとっても、女性蔑視の意識に自分たちの服装が制限されていることが当然のことになってしまっているのだと考えています。だから、女性自身もそれに問題を感じなくなってしまっているのだと思います。バイト先でセクハラを受けた時も、多くの友人は「うまく流すしかないよ。居酒屋だし。」と言っていたのを思い出します。

そういう社会的なプレッシャーや「当たり前」に影響されず、私は自分の好きな服を着られる女性でありたいなと思います。


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