Salt of the earth

日常的に考える社会問題のことや、2度の南米留学を通して考えたこと、日々の生活で感じた違…

Salt of the earth

日常的に考える社会問題のことや、2度の南米留学を通して考えたこと、日々の生活で感じた違和感などを書いていきます!

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  • ジェンダー

  • とだっちの仲間たち(授業・プログラム卒業生による共同コラム)

    • 6本

    「社会的価値創出のためのプロジェクト形成論」受講・卒業生の有志による共同コラム。授業の柱である「一つのテーマについてディスカッションする」ことを、note上でも試みます。いろいろなアイディアや考えを共有して、個々人の日々の気づきに繋げるきっかけです。

  • 環境問題

最近の記事

暇人だねって言われたい!

昨日久しぶりにnoteを開いて、最近文章を書くことが減ったなあとふと思いました。 なぜかと原因を考えた時に気がついたのは、インプットに使う時間が減ったこと。 たまたま色々なイベントが重なっていることもあり、疲れていることもあり、授業のインプット以外に積極的に学ぶ機会が減っていました。 読書はどんなに忙しくてもするように心がけていますが、最近新聞は読めていないし、ドキュメンタリーや社会問題について伝える短い動画さえも見られない日が続いていました。 昔は、根性論を重視する

    • それぞれの愛情表現

      以前、母が作ってくれたヘアバンドの写真をアップした時に、コロンビアの牧師さんからこんなコメントが来ました。 「日本の愛情表現は私たちとまた違うけど、本当に特別だね!」 牧師さん以外にも、いつも以上に沢山のコロンビアの友人からのスタンプが。 私はモノをもらうよりも、コトバで愛情を受け取りやすい性格です。だから人にも「大好きだよ」って伝えることが多い。 でも日本人の多くは、私とは真逆で、直接伝えるなんて恥ずかしいという場合もあると思います。 相手の愛情表現は、自分の方法

      • わたしが「かわいい」服を着ない理由

        私はスカートやワンピースなど「かわいい」服も好きですが、ストリート系のものやシンプルなものなど、「かっこいい」服もよく好んで着ています。 昔はお花柄やレース、ドットばかり選んでいた記憶があります。でも、今はどちらかといえば「かっこいい」服の方が多くなりました。 これがなぜなのか、今まで考えたこともありませんでした。留学して好みが変わったくらいに思っていたのですが、昨日授業で見たTEDの動画と、今日アメリカの友人と交わしたある会話で、実はそうではないことに気がついてしまいま

        • 大学生がうどん屋さんで泣いたわけ。

          今日、うどん屋さんで泣いてしまいました。 忙しい一日の最後に、大好きなうどんを食べられることにワクワクした気持ちで両親と出かけました。チェーン店のうどん屋さんで、オーダーしたうどんが目の前で作られます。 私がオーダーしたのは、卵ととろろがのったうどんでした。でも、目の前に出されたのはとろろだけがのったうどん。私が「あれ、卵が」とつぶやくと、店員さんは「あ、○○うどんでしたか。」と言って、私のうどんにスッと手を伸ばし、調理台に戻しました。 卵を上にのせて戻してもらえるのだ

        暇人だねって言われたい!

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        記事

          刺さる言葉と染みる言葉

          言葉の力は大きい。それは目的に関わらずそうで、人を傷つけるときは本当に容赦がないし、反対にたった一言が人ひとり救うこともあり得ます。 傷つける言葉は、包丁がグサッと刺さって大量出血するというよりは、心にスーッと気づかないうちに細い針が差し込まれて、いつの間にか傷が深くなるようなイメージがあります。 私は自分のアイデンティティに関して「こわい!」と言われたことがあります。たった三文字のこの言葉が、毒針のように心に刺さって、後になってズキズキ痛みました。 小学生の時には、こ

          刺さる言葉と染みる言葉

          夜のコーヒーも悪くない。

          私は普段から書きたいテーマを携帯にメモしています。でも、実際に書くのはその日の夜だったり、1週間後だったり、2週間後だったり、もっと後だったりします。 日常のふとした瞬間に、頭の中に言葉が溢れてきて、一気に文章ができあがっていくので、テーマを決めた後はその瞬間をただ待ちます。 その瞬間というのは、勉強中だったり、ニュースを見ている時だったり、お風呂に入っている時だったり、いろいろあります。 そしてしばしばこの現象が起こるのが、夜に消灯して布団に入り、「なんか今日眠れない

          夜のコーヒーも悪くない。

          クリエイティブに、毎日の私のエシカル弁当。

          私は昔から、つくることが大好きです。 工作や料理、手芸、美術。 つくることが好きな理由は、改めて文章にしてしまうと偽善のように聞こえてしまうけれど、つくったものを受け取った人が喜ぶ顔を想像するとワクワクするからです。 今は、お弁当作りにハマっています。 私がお弁当をつくる時のモットーは ・見た目をきれいに ・できるだけお肉は使わない ・何も無駄にしない 見た目に関しては、必ずカラフルになるように意識しています。時間があればちょっとしたキャラ弁も。見た目がきれいだと、食

          クリエイティブに、毎日の私のエシカル弁当。

          世界にある全ての問題の根源

          コロンビア留学中のある日の出来事です。その頃は学生によるデモが盛んに行われていて、警察が投げた催涙爆弾で病院にいた子どもが亡くなったり、デモに合わせて治安が悪化したり、悲しいことが沢山起きていました。 私は友人の家に向かう最中、窓ガラスを全部割られた駅や破壊された信号を見て、衝撃を受けました。沢山の警察のバイクや催涙ガス、ヒートアップしたデモ隊が怖くて家にこもっている間に、こんなことが起こっていたのかと驚きました。 友人たちと一緒にショッピングモールで映画を見ていると、外

          世界にある全ての問題の根源

          女性だけに若さが要求される社会

          ある日、フラダンスの発表でイベントに参加した際、すごく違和感を持った出来事があります。 司会者の女性が「次は熟女です。すいませ~ん。」と笑いながら自虐発言をし、私たち大学生を「次はピチピチの大学生です~」とまるで若さだけを売りにするような紹介をしました。それを笑って見ている客席の人たちにも、正直嫌な気持ちになりました。 私が嫌だと感じた理由は二つありました。 まず一つは、何年も何十年も踊り続けてきた素敵な技術があるのに、司会者の方は重ねてきた年数を誇れるものとしたのでは

          女性だけに若さが要求される社会

          ジェンダー格差。鍵は子どもの教育?

          日本のテレビ番組は、この国に残るジェンダー格差の現状をとても濃く反映していると思います。 「女の子なのにだらしない」「そんなんじゃ結婚できない」という言葉が当たり前に出てきたり、女性を性的な目でしか見ていないような内容のバラエティ番組も当たり前のように放送されていたりします。 女子アナに対する扱い、女性芸人にする扱いは、男性のアナウンサーや芸人に対する扱いと明らかに差があります。 子どもたちも見る時間のバラエティ番組です。差別的な思考は無意識のうちに埋め込まれてしまうと

          ジェンダー格差。鍵は子どもの教育?

          日本はこんなに暑いのに、なぜキャミソールが少ないのか

          ハワイと日本のミックスで、どちらの国でも生活したことのある好きなブロガーの女の子がいます。彼女がある動画で「ハワイでは長いズボンも履くけど、日本は暑すぎて長ズボンなんて絶対履けない」と言っていました。そのセリフにすごく違和感を持ちました。 「ハワイより日本の方が暑いのか...。なのに、どうして日本人女性はこのブロガーとは逆で、日本では着ないようなキャミソールをハワイで着るんだろう?」 ボリビア留学中に買った服が、日本ではなかなか着れなくなったことを思い出しました。理由は、

          日本はこんなに暑いのに、なぜキャミソールが少ないのか

          肉消費と環境問題の関係。コロナにも肉消費が関係している!?

           肉消費の環境破壊との関係についてレポートを書いていた時に、面白い記事を見つけました。 肉食を減らせ、さもなくば「次のコロナ」はさらに無敵に Forbes JAPAN編集部、2020/06/10  先進国が主導の環境破壊によって途上国の人が深刻な害を被っていることは、いつもこの世界の問題であり、気候アパルトヘイトという言葉も存在するほどです。  同じように、肉の大量消費・生産は特に先進国で盛んですが、最もその悪影響を被るのは途上国の人たちです。畜産業が拡大することで土地

          肉消費と環境問題の関係。コロナにも肉消費が関係している!?

          日本の環境保護意識

           私はコロンビアに留学した経験を通して、環境について以前よりも考えるようになりました。日本に帰国してから感じた環境意識のギャップはとても大きかったです。  コロンビアは標高によって気温が全く違うので、ダウンジャケットを着るくらい寒い地域もあれば、一年中日本の夏のように暑い地域もあります。 私は寒い地域に住んでいましたが、ガスが使えない時は水シャワーを浴びることも多くあり、暖房もストーブもないので洋服や毛布で体を温めていました。暑い地域に旅行した時も、宿泊した友人の家にはク

          日本の環境保護意識

          日本の「美の基準」と女性にしか求められないもの

          最近よく、ダイエットや脱毛の広告で「脱毛しないと彼氏に嫌われる、ひかれる」とか、「太ったから彼氏にフラれた」という内容のものが出てきます。こんな差別的な内容が当たり前に流されていることに悲しくなります。 女性は男性のために見た目を変えないといけないんでしょうか?男性は自分の基準だけで女性の見た目を卑下する権利があるんでしょうか? 私が留学していたラテンアメリカの国々では、自分に自信がある人が多いと思います。人の見た目に関してとやかく言いませんし、本人も周りに求められている

          日本の「美の基準」と女性にしか求められないもの

          無意識のバイアス

           私のミックスの友人の多くは、「英語話せるの?」「なんで『アメリカ人』なのに英語話せないの?」「日本語上手だね」と言われた経験や、警察に「在留カード見せなさい」としつこく求められた経験があります。  私が留学していた時、ある建物に入ろうとしたら警備員に異常に疑われて色々な質問をされたことがあります。他の人たちは何も言わずに入れるのに、自分だけ入れてもらえず、アジア人だから疑われていることは明らかでした。本当に嫌な気持ちになりました。 私はその頃「この国ならいつか暮らしても

          無意識のバイアス

          それで良いのか日本のアフターコロナ②

          コロナの経済への影響が顕著になり始めてから、よくテレビやSNSでメンタルヘルスについて見ることがあります。三浦春馬さんの時も、メンタルヘルスの話がよく取り上げられていました。 でも、日本に足りないのってそういうシステムなんでしょうか?私はなんだか違うような気がしています。世界で自殺者が日本よりも少ないのは、メンタルヘルスがしっかりしているからでしょうか? そういう場合もあるかもしれませんが、私の場合、辛いときに一番深刻なのは、「誰かに話したい。誰に聞いてもらおう。」と思っ

          それで良いのか日本のアフターコロナ②