見出し画像

ともに分かち合う場にむかって

2月半ば。雨が続き、開催できるか不安だったじゃがいも植え大会当日は、天気に恵まれ、約30人の方にご参加いただき、どろんこになりながらも笑顔で溢れた一日になりました。


農場に集合してはじまりの会から

ほのぼのハウスでは、「全ての人にオーガニックの食材を届けたい」と想いを募らせながら10年間美作で有機野菜農家を営んでいます。今年になってはじめて、美作市の学校給食にオーガニック野菜を提供することができるようになりました。

子どもたちと一緒にじゃがいもを植えて、その収穫したじゃがいもが子どもたちの給食になる。今回のお山のがっこうはその第一歩でした。
ほのぼのハウス農場でやりたいことが、立場を超えて、色んな方方々のおかげで少しずつ形になってきたり、まだまだ形にはなっていない部分もあるけれど、想いがますます膨らんできているなと感じます。

まずは種芋をカット

ジャガイモ大会の内容

まずは、種芋も丁寧に包丁でカット。種芋の頭とおしりを確認しながらカットしていきました。
子どもたちは普段料理になって出てくるジャガイモ、スーパーで売られているジャガイモしか見ることがありません。ジャガイモってこんな風にカットして、植えるんだ、それだけでもジャガイモの見方が変わってきます。

次に、ジャガイモを線に沿って植えていきます。
植えた後は、みんなでかけっこをしました。
最後に、お昼ご飯!




普段の畑仕事と比べるとはるかに時間も労力もかかりますが、
それでも子どもたちと一緒に種芋を植えたいのは、子どもたちに土から食べるまでを体験をしてもらいたい、そして何よりも私たちが子どもたちからもらうものが大きいからかもしれません。

楽しい1日を過ごさせていただきました。
子どもたちと一緒にじゃがいもを植えて、そのじゃがいもが子どもたちの給食になると思うと、とても有意義な時間を過ごさせていただけたと思います。
子どもたちにとっても土に触れた時間は、いい経験になったと思います。何より子どもたちが畑の上でとても元気よくのびのび作業していたのが印象的でした。

参加者の方の感想

毎回反省の繰り返しです。
あの場面ではこうしたほうがよかったかな。
ここは準備不足だったな。
あのお母さん自身は楽しめたのだろうか・・・。などなど

そんな中でも、だんだんと地元で暮らす方たちの参加が増えたり、お山のがっこうを一緒につくってくださる方たちも増えてきたりと、少しずつ進化していることを感じています。

参加してくださる方も「参加者」というよりも、むしろ仲間として一緒にその場を創ってくださる方たちが多く、その姿勢に感銘を受けながらも私たち自身が体現したいことに気づかされています。

完成されたサービスを提供することが目的ではなく、ともに体験して分かち合っていきたいと強く思っています。
そのためには、まだまだ未熟な点もありますが、実現に向けて試行錯誤していきます。

今では懐かしい光景になったのかもしれませんが、うちの子、よその子とか関係なく、みんなで子どもたちがのびのびと駆けまわりながら過ごす場を一人でも多くの大人の方たちと一緒に育んでいければと思います。

地域に根を下しつつ、細くも長く、続けていきたいお山のがっこうです。

~お山のがっこうとは~
ほのぼのハウスのモットーである「もう100年先も子どもたちの笑い声を」を実現するため、鶏や山羊、野菜畑のある農場での活動を通して、様々なものごとのつながりを体験して知る機会をつくろうとしています。月に1回程度の不定期開催です。

~ほのぼのハウス農場とは~
私たちは岡山県美作(みまさか)の赤土台地で野菜・お米を作っています。自然豊かな恵みである落ち葉や草を畑に還し土を豊かにし、里山と共に生きる持続的な農業を行なっています。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?