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はじまり

2024年、ほのぼのハウス農場は10年目を迎えます。大勢の方々に支えていただきながら、日々、有機野菜やニワトリを育てることに向き合ってきました。今までの出会いに感謝しながら、私たちの歩みを皆さんとともに分かち合いたいと思います。これまでに野菜セットとともにお送りしていた農場通信を改めて、皆様へお届けいたします。

今回は記念すべき第1号。ほのぼのハウスのはじまりを垣間見ることができるかもしれません。

2014.03.07 NO.1農場通信

みなさま、こんにちは。

朝早くから畑の土の上を歩くと、ギュギュと霜柱が壊れていくのを楽しんでいましたが、ほっと山の畑で作業をしていると近いところで「ほーほけきょ」と聞こえてきました。春というのは突然やってくるのですね。こんなに大雪が降ったのは何年ぶりかという話をよく聞きますが、厳しい冬を乗り越えての春の陽気は本当にうれしいものです。

しかし、農夫の小生にとって、春の訪れは農繁期のはじまりでもあり、焦る気持ちを抑えながら、毎日作業に没頭しています。

紹介が遅れましたが、私はほのぼのハウス農場の山口です。妻と二歳になる娘と一緒に、昨年の秋に栃木から岡山に引っ越してきて、農場を立ち上げました。背丈以上に生い茂ってしまった笹やセイタカアワダチソウに占められた不耕作地を借り上げて、開墾生活に勤しんでいましたが、この春からは野菜、卵の出荷をして何とか生き延びていきたいと模索奮闘しています。

 昨日は10年ぶりの再会ぐらいか高校時代の友人夫妻が農場体験に来てくれ、春野菜の苗づくり、現在建設中の納屋の材木の製材などみっちり手伝ってくれました。農業とは縁のなかった彼は、一緒に作業をしていく中で、「こんなにこだわっているのか」と、驚きの連発でした。私たちは、無農薬、無化学肥料、俗にいう有機農業、自然農法での野菜の栽培、家畜の飼育を行っています。

子どもたちが、裸足で野山をかけ、そこにあるものをついば める環境のなかで、おいしいものを消費者の皆様に届けられたらと思っています。なので、私たちは「こだわりの農業」だとは思っていません。どちらかといえば、こだわりの農業ではなく、「当たり前の農業」ではないかと思っています。自然な農業を正直に実践できたらと思っています。

まだまだ未熟者ですが、みなさんに多くの教えを頂きながら、豊かな自然の恵みを少しずつではありますが、提供できたらと思っています。
 消費者の皆様には、ぜひ生産の現場を見て体験していただけたらと思っています。

ほのぼのハウス農場 山口 敦史



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\もう100年先も里山に子どもたちの笑い声を/
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