ほんにゃく仮面

ほんにゃくをする仮面の男、ほんにゃく仮面です! YouTubeチャンネルやってます。 …

ほんにゃく仮面

ほんにゃくをする仮面の男、ほんにゃく仮面です! YouTubeチャンネルやってます。 https://www.youtube.com/channel/UCFVXcTRnYtKdxUzjC2TqgLg

最近の記事

CB750が仲間入りしました

 GPZ900Rの修理を依頼しているShop Mellowsに、1年くらい前からすげー気になるバイクがあった。めちゃくちゃていねいに手をかけられているのがよくわかるCB750だ。走行距離は約10万6千キロで、入院中のGPZ900R(A16)とだいたい同じ。ただしこちらのCBは同ショップにて、全体的にオーバーホールされている。「ほとんどの部品がリフレッシュ済み」とのことで、そのうえエンジンもオーバーホールと同時にヘッドをCBX750のものに変更し、ハイカム、ビッグバルブ化。その

    • GPZ900R A16続報

       今日も修理の進捗連絡。キャブOHでも症状は改善されず、原因を究明しますとのこと。今後はもう一回キャブを見て、点火系とか吸気系とか、そのへんから順番で疑っていく様子。まあそれはいいのだけど、エアクリーナーボックス内部もひどい汚れだそうで、まるで現状車のようだと。  販売店とはそこまで親密な関係だったとはいえないけど、仕事はちゃんとしてる人だと思っていたので、ほんとびっくり&悲しい。 「極上車です」 「納得いくまで整備しました」 「何も問題ありません」  という言葉をすっ

      • Shop Mellows

         今回整備をお願いしているのは、八王子市のShop Mellows(ショップ・メローズ)。中川社長の個人店。中川さんとの出会いは僕が大学生だった当時で、かれこれ30年近く前、大学3年生のころにバイトしていたバイク用品&パーツ店にまで遡る。彼が社員で僕がバイト。年下の上司だった。その後僕が大学を卒業して引っ越してしまってからは完全に没交渉だったのだけど、年に何度か思い出す、妙に気になる人だった。しかも「どうしてっかな」とかじゃなくて、「うーん、どうしても連絡取りたい」みたいな感

        • GPZ900R A16整備やりなおし

           1年ちょっと前に納車された、念願のGPZ900Rファイナル・エディション。もっぱら投機目的だったんだけど、調子維持もしなきゃだからちょこちょこ乗っていた。年間300キロ弱。でも、納車直後から微妙に調子が悪かった。 1、吹け上がりが悪い。3000回転あたりで強烈な谷間。 2、低速でフロントブレーキをかけると、ホイールの回転に合わせて強くかかるところがある。 3、ステアリングステムだと思うけど、ブレーキング時たまに「コツン」と音がする。  気になるのはこの3点。ちなみに、納

        CB750が仲間入りしました

          後に残るは希望だけなり

          1, 「やれやれ、この家を終えたらすこし休憩を入れるとしよう。お前もさぞかし疲れたろう」  サンタクロースはそう言って、もう一度プレゼントの配達票で住所を確かめると、ずっと夜空を駆け続けてきたトナカイたちの首を軽く叩いてやった。まったく、いつまで続けなくてはいけないのやら。子供たちのためとはいえ、すべて投げ出してしまいたくなることもないではない。 「ゆっくり行ってくるとしよう。だからお前たちは、せめてゆっくり休んでおいで」  屋根のほうを振り向き、サンタクロースはほっと

          後に残るは希望だけなり

          ほっとして超眠い日々

          『失われたものたちの本』がヒットしていて、あちこちからメッセージが届く。この10年余、ひたすら仕事仕事で家からもろくに出ずにいるうちに友達がひとり残らずいなくなってしまったと思っていたけれど、憶えていてくれてありがとう。  いろいろと世間を騒がせているこの本だけれど、そんなことは僕にとっては割とどうでもよく、この本が今後も長く読みつがれ、スタンダードになってくれたらそれが何よりも嬉しい。それだけの力のある小説だと思っている。関わり続けてすでに16年。自分のした仕事にランクな

          ほっとして超眠い日々

          二度目ってきた(ややネタバレ注意)

          『失われたものたちの本』と似ている似ていると言われるけど、個人的には、ものっすごく大事な部分が真逆だなと感じた。読みたくない人は、ここで閉じてちょうだいね。読んじゃダメ! まったく推奨しません!!  読む人は自己責任で下にスクロール。  言われているとおり設定とかは割と似ている部分もあるのだけど、「現実世界の断片を主人公が切り取って異世界を作る」という性質の『失われたものたちの本』に比べ、「異世界の断片を主人公が現実に持ち帰って来る」という『君たちはどう生きるか』で、後者

          二度目ってきた(ややネタバレ注意)

          観てきたぞ(ネタバレなし)

          『君たちはどう生きるか』観てきた。ネタバレはしないように感想を書くぞ。映画の内容には触れないけど、先入観を持たずに観たい方は、そっ閉じを推奨。 ネットでは『失われたものたちの本』が原作もしくは原案なのではと噂されてるけど、結局どうなんだろ? 公式の発表を待ちたい。僕にも質問がちょくちょく来るけど、僕は知りません! 当然、そういう理由で作品に肩入れもしない。  ★  ★  ★ とりあえず一番は、作品の楽しみ方や受け取り方を問われているように感じた。この作品に限らず、あらゆ

          観てきたぞ(ネタバレなし)

          プリンセス

          1、  タマラはアフリカのなんとか族の酋長の娘。いつもびっくりするような民族衣装を着て、彫刻の入った木製の杖をつきながら街を歩いてる。見た目年齢だけど、もう五十歳近いはず。もしかしたら超えてるかも。薄く色のついた大きなサングラスをいつもかけてて、唇だけがすごく赤く、歯だけがすごく白い。  彼女は美容師。あたしが住んでるノーリッチという街にあるマグダレン・ストリートに『プリンセス』という店を持ってる。酋長の娘だから、その名前にしたのだそう。タマラは、自分の血筋のことを、すごく

          GPZ900Rパワーフィルター化

           オイル量を見てみたらゲージ内におさまらないほど増えてて、匂いを確認してみたらガソリン臭あり。オーバーフローやな……。ということで、キャブを外してフロート室の掃除とジェット類を新品に交換。したのはいいんだけど、キャブが戻らん。エアクリボックスのダクトがどうやってもハマらなくて、数日間がんばってみた結果、無理と判断。ボックスに大きな割れも見つかったので、パワーフィルター化することに決定。  ウェブで検索してみたところ、KOSOというメーカーのパワーフィルターを使ってる人のセッ

          GPZ900Rパワーフィルター化

          900SSあれこれ(TMR化とAellaクラッチスプリング)

          久々のドゥカネタ。とうか、久々のポスト。  ひょんなことからキャブレターを純正からTMRに換装することに。古い友だちに頼んでみたかったのもあり、思い切った。昨日帰ってきたけど、純正とはめっちゃ違う。純正よりもかなり乗りやすいし、扱いやすいしパワフル。いい!   と書くと純正がダメみたいに思われるかもしれないけど、純正は純正で好き。フィーリングとしては、純正のほうがまったり落ち着いてて大人しい。そこらへんはめっちゃ好みだったんだけど、2500回転あたりまでがえらい使いづらくて

          900SSあれこれ(TMR化とAellaクラッチスプリング)

          900SS、エンジン載せ替え決意

           入院中の900SSの様子を見がてらチェーン・クリーナーを買いに行った。すると、900SSが外に出されているではないか。これはいったいどうしたことかと訊いてみたところ、オイル漏れと、なんとガソリン漏れで床が汚れるからだそうだ。  なんと。  うちはカーペット床だが、そんな漏れに気づいたことはない。いや、もしかしたらカーペットだから気づかなかったのだろうか。染み込んじゃうし。うーん……。しかしにおいも無かったし……。まあとにかく言えることは、症状は悪化中ということ。秋口まで

          900SS、エンジン載せ替え決意

          900SSさん入院しました

           今日からしばらく、900SSとお別れです。ちょっと長期入院になりそう。 「長期保管車両は、動かし始めるとあちこち壊れたりするんだよね〜」なんて動画で言ってたら、自分が喰らってしまいました。秋にチェックしたときは問題なかったスパークプラグも、久々にチェックしてみたら真っ黒。特にリヤバンク側がやばい。 現在のところ…… ・キャブレター不調 ・エンジンから白煙少々 ・リヤサスオイル漏れ  が主なトラブル。総額数十万という修理費用が頭をよぎるけど、可能な限り安く直していきた

          900SSさん入院しました

          幸福な王子

          https://www.youtube.com/watch?v=3KGPppdO-ew チャンネルでお送りしていた『幸福な王子』のほんにゃく全文を掲載いたします!  はるか町の上、高い柱のてっぺんに、幸福な王子の像が立っていた。  全身をおおう薄く伸ばした純金と、両目にはまったまばゆいサファイア、剣のつかには大粒の赤いルビーがきらめいていた。  王子は町の人々から、それはそれは深くうやまわれていた。 「まるで風見鶏みたいに美しいじゃないか」芸術の分かる男だと一目置か