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CB750が仲間入りしました

 GPZ900Rの修理を依頼しているShop Mellowsに、1年くらい前からすげー気になるバイクがあった。めちゃくちゃていねいに手をかけられているのがよくわかるCB750だ。走行距離は約10万6千キロで、入院中のGPZ900R(A16)とだいたい同じ。ただしこちらのCBは同ショップにて、全体的にオーバーホールされている。「ほとんどの部品がリフレッシュ済み」とのことで、そのうえエンジンもオーバーホールと同時にヘッドをCBX750のものに変更し、ハイカム、ビッグバルブ化。その後もピックアップコイルやらなにやらいろいろ新品交換され、社長みずから慣らし運転をしながら整備してきた車両。パッと見はノーマルに近くおとなしめなのだけど、実は手が入っていないところを探すほうが難しいくらいなのだ。

 というわけで、ずっと「いつ売れんのかな。買う人うらやましいな」と思っていたのだけど、まったく売れる気配がない。やっぱ走行距離10万キロ超というのが響いているのか。Goobikeに出てるCB750の中でもトップクラスの良程度車だと思うんだけど。「早く誰か買わないかな。でも売れたらそれはそれでムカつくな」と思っていた。

 が、2月に入り異変。ちょくちょくこのバイクの中古車情報はチェックしていたのだけど、なぜか大幅に値下げされていたのだ。下から数えるとすぐ見つかるほど安くなっている。コロナ禍で始まったバイクブームが落ち着いてきて、中古車価格が下がってきてることと関係あるっぽい。で、それを見て「そんな値段で売っちゃだめ〜!」と思っているタイミングでA16の修理をお願いすることになってしまったので、ちょっとひとまず預かるくらいのつもりでウチで買い取ることになったわけだ。

 で、昨日納車だったのだけど、こーーれはめちゃくちゃいいよ。乗りやすいのだけど退屈じゃない。そしてめちゃくちゃ調子いい。CB750を何台も見てきてる中川社長が、問題点をしらみつぶしにしながら時間をかけて仕上げてきた1台なんだから、そりゃー悪いわけないよ。これはこのまま本格的にウチのバイクになる予感しかしない。そうなったらVTR1000Fは手放すかなあ、あれはあれでもったいないのだけど。

 このCBを買ったことでメローズの中川社長の足を奪ってしまったことにもなるから、VTR1000Fしばらく預けて足代わりにしてもらいつつあちこちメンテしてもらって。それから考えようかな。

 今日はとりあえず母屋に入れて、このCBが自宅にある違和感を楽しんでいる。A16のせいで「中古車買ったらまずは自分で総点検」という教訓を得たばかりだけど、メローズの中古車なら絶対的に信頼できるのでなんもしない。

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