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赤ペン使うとバカになる

『赤ペン』は勉強や仕事、学校の授業で先生がテストの採点をする時など、色々な場面で使われているはずです。

ところが、この赤ペンを使うと、『知能レベルが低下する』ことが研究からわかっています。

アンドリュー・J・エリオット率いる、アメリカとドイツの研究グループは、71人のアメリカ人の学生を対象に実験を行いました。

被験者の学生を3つのグループに分け、みな同じテストを受けてもらうのですが、1つだけ違う部分があります。解答用紙は複数ページあり、その右上の『受験番号の“色”』が違います。グループ1は受験番号が『赤』で書かれていて、グループ2は『緑』、グループ3は『黒』。

テスト開始前に、「解答用紙のすべてのページの受験番号をチェックして欲しい」と、被験者に伝えました。つまりこの時、被験者の学生は『受験番号の“色”』をしっかりと見ることになります。

そしてテストを受けてもらいました。

いったいどうなったと思いますか?

「受験番号が赤で書かれていたグループの成績が“著しく”低かった」

のです。ちょっと成績が低かったのではありません。『著しく低かった』のです。これには驚きです。

今度はドイツで46人の被験者を対象に実験を行いました。

被験者を3つのグループに分け、みな同じテストを受けてもらうのですが、『問題用紙の表紙の色』だけが違います。グループ1は『赤』、グループ2は『緑』、グループ3は『白』。

そしてテスト開始前に「表紙を5秒間だけ見る」ように指示しました。そうしてテストを受けてもらったところ、

「赤が表紙のグループの成績が“著しく”低かった」

のです。

前回の実験と違って、今回は『たった5秒間だけ赤を見た』だけなのですが、それでもテストの成績に『著しい悪影響』がありました。

なぜ、こんなにも赤が知能に対して悪影響を及ぼすのか?研究によれば、

「赤は恐怖心を呼び起こし、人に回避行動を取らせる傾向がある」

ことがわかっています。

このような『赤』に対する研究を受けて、オーストラリアのクーンズランド州では、州内の30の学校に対して、「採点に赤ペンを使わないよう」通達しています。

『赤ペン』は勉強、仕事、テストの採点など、色々な所で使ったり、使われています。ですが、研究によると『赤を目にすると、知能レベルが下がる』ことがわかっています。たかが『色』ですが、その影響は甚大です。

特に、学生時代は『勉強・受験』が、社会人になってからも『勉強』が重要ですが、その中で『赤色の文房具』などを使っていると、

「知らずしらずの内に自分の能力を下げてしまっている可能性」

があります。

私もこの事実を知ってからは、文章を書く時は赤を使わなくなりました。仕事でこちらの意図を図示して伝える時も、赤は使わず青を使うようにしています。自分で見てみても、やはり青の方が安心感があります。

今回のお話はタルマ・ローベル著「赤を身につけるとなぜもてるのか?」に書かれていました。タイトルからもわかるように、男性・女性限らず、赤い服を着たり、赤のワンポイントを身につけるだけで、『異性からモテる』ことが研究からわかっています。

他にも『赤』に関する興味深い内容が盛りだくさんです。何より『赤だけを徹底的に研究して書かれた本』は、相当珍しいです。興味がある場合は、読んでみてくださいね。

ではでは、ありがとうございました。

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