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[東京都庭園美術館40周年記念]キーワードから宮家の旧邸宅を読み解く展覧会

旬・美・遊」では旬のおでかけ情報をはじめ、気になる新刊や新商品、見逃せない展覧会や伝統的なお祭といったご当地の話題など、さまざまなトピックをお届けします。(ひととき2024年3月号より) 

 アール・デコ建築の名作として知られる東京都庭園美術館。その本館は、1933(昭和8)年に皇族・朝香宮家あさかのみやけの自邸として建てられたもので、アール・デコの精華を取り入れた高度な職人技が施された建物として、国の重要文化財に指定されている。建築当初の姿をとどめながら、今なお美術館としての歴史を刻み続ける、保存と活用を両立させた建物だ。

 改めて同館の建築物としての魅力に迫る本展では、「Art-Deco」や「Bathroom」といったアルファベットのAからZを頭文字に持つキーワードにより、建築技法や室内意匠を解説。ウインターガーデンなど通常観覧できないエリアも公開され、美術館の展示室としてではない〝旧邸宅〟としての姿を知ることができる。さらに、現代美術家の視点で同館を読み解いたインスタレーションも展開。旧朝香宮邸を新たな視点で堪能してはいかがだろう。

東京都庭園美術館本館・南面外観
東京都庭園美術館本館・次室 香水塔
東京都庭園美術館本館・第一応接室

開館40周年記念
旧朝香宮邸を読み解くA to Z (~5/12)

東京都港区・東京都庭園美術館
[時]10:00~18:00(ただし3/22・23・29・30は20:00まで、入館は閉館の30分前まで)
[休]月曜(ただし4/29、5/6は開館)、4/30、5/7
[料]一般1,400円、大学生1,120円、中学・高校生700円 
*オンラインによる事前予約が必要
☎050-5541-8600(ハローダイヤル)
https://www.teien-art-museum.ne.jp/exhibition/240217-0512_a-to-z/

出典:ひととき2024年3月号

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