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おすすめの書籍

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ウェッジから刊行された書籍の中から、ほんのひとときがおすすめする、旅や文化・歴史に関するものをご紹介していきます。
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#仏像

4月8日は、仏教の日。

4月8日は「仏教の日」です。 お釈迦様が旧暦の4月8日に生誕したという伝承に基づき、2014年に世界41カ国の仏教指導者が集った仏教サミットで定められました。6世紀に日本に伝わった仏教は、日本文化を語るうえでも欠かせない存在として、私たちの生活の至るところに影響を与えています。 ここでは、そんな仏教にまつわるおすすめの書籍7点をご紹介したいとおもいます。 仏像に会う 53の仏像の写真と物語 西山 厚 著 美しい仏像には、たくさんの願いが託されている。仏教美術史学者の

奈良が紡いできた物語に触れ、仏教を身近に感じる3冊

古都の情緒あふれる奈良は、日本人はもちろん海外から訪れる人々にも人気の土地。そんな奈良は仏教を育んだ地ともされ、今現在およそ70もの国宝仏を有し日本で一番です。そうした奈良の文化や歴史の魅力を伝える活動を幅広く重なっているのが、奈良国立博物館の名誉館員であり、半蔵門ミュージアム館長でもある西山厚さん。ラジオやテレビ等のメディアにも多く出演し、時にはお笑い芸人と絡んだりも。西山さんの著書は仏教史を交え、篤い専門知識に裏打ちされながらも、わかりやすく優しく、仏教に興味ある無しの枠

“世界一ちょうどいい”初心者向け仏像本(お笑い芸人・みほとけ)

こんにちは、仏像をこよなく愛するお笑い芸人・みほとけと申します。 著者・田中ひろみ先生とは公私ともに仲良くしていただいてまして、共に古今東西の仏像をめぐる仏友です。 私は仕事で仏像のトークショーなどさせていただくのですが、必ずと言っていいほど「仏像の初心者なんですが、おすすめの本ありますか?」と聞かれます。 私は声を特大にしてこう言うでしょう。 「田中ひろみの『仏像イラストレーターがつくった 仏像ハンドブック』を買ってください」と。 もう私からプレゼントしたいぐらい

こんな時代だからこそ、仏像に会いたい

2020年も、残すところわずかとなりました。 世の中はいまも大きな不安に覆われておりますが、こんな時だからこそ仏像に手を合わせ、大切な人の健康や幸せを祈りたい――そんなふうに思われている方もいらっしゃるのではないでしょうか。 ここでご紹介させていただくのは、弊社がこれまでに刊行した「仏像」に関する4冊の本と、それに付随する5本の記事です。すぐに出かけることは叶わなくとも、本や記事の中で仏像と出会い、心の中で祈っていただければ幸いです。 それでは、ひとつずつご紹介していき

“私が仏像に恋した理由” 仏像イラストレーター・田中ひろみ

このたび、仏像を見るためのコツを楽しく詰め込んだ便利帖『仏像イラストレーターが作った 仏像ハンドブック』(田中ひろみ 著・ウェッジ)が刊行されました。 仏像拝観が好きでたまらない人、拝観してみたいビギナーに向けて、仏像イラストの先駆者である田中ひろみさんが、“仏像旅”のコツや、仏像を前にしたときの必要な知識(仏像の種類や手にする道具、装飾など)のキホンを、漫画とイラストで紹介。 仏教の世界観や仏像そのもの、お寺の配置など、ちょっとした知識が増えるだけで、仏像拝観は10倍、

祈る人の心を汲んで、あったかい気持ちにさせてくださるのが仏像だと思うんです(俳優・紺野美沙子)

俳優の紺野美沙子さんが、弊社刊行の西山厚さんのご著書『仏像に会う―53の仏像の写真と物語』の書評をお寄せくださいましたので、ご紹介いたします。 『仏像に会う』、西山厚先生の最新刊が出ましたね。仏像が好きなので、楽しみにページを繰ってみたら、私にとって思い出深い仏像がいくつも掲載されていました。  まず鑑真和上坐像です。このお顔のアップの写真、とても印象的でしょう? 『仏像に会う―53の仏像の写真と物語』より  私と著者の西山先生との最初のご縁は、神戸で行われた「唐招提

これ以上、仏像が好きになってしまったらどうしましょう?(モデル・はな)

モデルのはなさんが、弊社刊行の西山厚さんのご著書『仏像に会う―53の仏像の写真と物語』の書評をお寄せくださいましたので、ご紹介いたします。  気がつけば、仏像の世界に足を踏み入れてから30年ほど経ちます。  大学時代は、教室のプロジェクターに映し出される仏像のスライド写真を見ながら勉強し、卒業してからは、生の仏像を追っかけるようになりました。当時はモデルの仕事で京都に行くことが多かったので、その前後の時間を利用して、近くのお寺に足を運ぶ程度の「やんわり」とした追っかけでし