【不只是圖書館】工場内の浴場を再整備した私設図書館|『増補版 台北・歴史建築探訪』より(11)
専売局松山工場は市内最大規模を誇る産業施設だっただけに、工員の生活を支える様々な施設があった。浴場もその1つである。ここは元女性用浴場であり、詳細は不明なものの、築80年を超える建物であることは確かだ。工場としての機能が移転した後は、長らく倉庫となっていて、全体が荒れるに任された状態だった。
ここを整備したのは気鋭のデザイナー・邱柏文氏だった。邱氏が率いる「柏成設計」がデザインを担い、修復が進められた。その際、設計概念となったのは「本があふれるお風呂。そして、そこ浸かれ