「成長に必要なこと」No.15

ともすれば、人はやすきに流れるもの。

だから、たのしいこと、やさしいこと、楽なこと、気持ちのよいことに向かいます。

もちろん、これらをすべて否定することはできません。

ある面、これもまた真理であるとも言えるからです。

ただ、これだけでは人は成長しません。

成長には、やはりほろ苦い経験が必要ですし、苦しい思い、悔しい思い、悲しい思い、後悔の念などのスパイスがないといけません。

ときどき、「自分はたのしいことばかりをやってきた。その結果成功した」
と言う方がいますが、これほど真に受けてはいけない言葉はないと思います。

それくらい、その方の幸感力が高く、物事をたのしく受け止める力が図抜けて優れていらっしゃるということです。

常に自分自身をきびしく観察する「自分」を自覚しつつ、何事もたのしんで取り組める、一見相反するような自分を持ち備えていたいものだと思います。

感謝