集客の方法、間違っていませんか?スモールビジネスを失敗に導く危険な思い込みとは?
今日もご覧いただき、ありがとうございます。
今日ご紹介するのは、
大山春樹氏の著書
「ひとり起業の集客の17のウソ」です。
著者の大山氏は、ひとり起業家のコンサルタントでいらっしゃいます。
そして本書は、すべてのビジネスにおいて絶対に欠かせない「集客」の悩みを解決するための基本的な考え方を教えてくれる書籍です。
大企業であれば、巨額の資金を投じて、大掛かりな広告を打つことができるでしょう。
しかし、ひとり起業家やスモールビジネスのオーナーの場合、資金は限られています。
しかも大企業と違い、失敗すればその責任はすべて自分が負わなければならないことがほとん。
ではどうしたら、ひとり起業を成功に導く集客方法を見つけられるのでしょうか?
今回ご紹介するのは、次の3点です。
第1章:やってはいけない!ひとり起業における間違った集客方法の事例
第2章:ひとり起業の集客に失敗する!3つの誤解
第3章:ひとり起業の前にやらなければいけないこと
それでは今日も、はじめて参りましょう。
どうぞ最後まで、お付き合いください。
やってはいけない!ひとり起業における集客方法の事例
SNSでフォロワーを増やそうと躍起になる
安売りする
ブランディングやデザインなどの見せ方にこだわる
資格をとる
成功した人の真似をする
友達や知り合いに提案しない
本書では、ひとり起業に失敗する17の集客方法を紹介しています。
先ほどご紹介したのが、その一部です。
例えばSNSでは、1万人のフォロワーがいると、インフルエンサーと呼ばれます。
「絶大な影響力を持つ人」のことです。
とにかくフォロワーを増やすために、ノルマを決めてフォローしたり、相互フォローしたり、インフルエンサーに自分の投稿を拡散してもらったり。
フォロワーを増やす方法はいくつもあります。
しかしSNSでつながっていることが、あなたの提供する商品やサービスを購入する理由になるでしょうか?
もしフォロワーが、あなたの商品やサービスを買わないとしたら、SNSでフォロワーを増やすために行った戦略も、そのために費やした時間も労力も、すべてムダです。
では、これらの集客方法は、なぜ間違っているのでしょうか?
第2章で紐解いていきます。
だからひとり起業の集客に失敗する!3つの誤解
そもそも集客の目的は、あなたの提供する商品やサービスに興味を持ち、買ってみようかと思ってくれる見込み客を増やすことです。
ネット上でつながる人を増やすことは、集客ではありません。
「SNSでつながれば、買ってもらえる。」
もしそんな風に考えているとしたら、大きな誤解です。
そしてひとり起業の集客でありがちな誤解は、3つあります。
1:押し売り
2:引っ込み思案
3:根性論
なおこれらはすべて、身勝手な思い込みによるものです。
詳しくみていきましょう。
ひとり起業の集客にありがちな誤解1:押し売り
集客する時、自分が売ろうとしている商品やサービスが、購入した人にどのような利益をもたらすものなのか。
考えていますか?
もちろん、何か買ってほしい商品やサービスがあるから、ビジネスしています。
しかし逆の立場になってください。
「こんなに素晴らしい商品があるんですよ!」
「しかも今だけ、お買い得価格です!」
そう営業マンに迫られて
「じゃあ買ってみようかな!」と思いますか?
「押し売りなんてされたくない」
「この人の話を聞いただけで、何か買わなくちゃいけなくなりそうだ」
身の危険を感じて、距離をおきたいと思うのではないでしょうか?
にもかかわらず、自分が売り手になると、押し付けられたくないお客側の心理を忘れてしまいます。
自分が商売のターゲットにされていると感じて、気分のいい人はいません。
人は、自分の利益にしか興味がありません。
商品やサービスを買ってほしいなら、これを買うとどんなメリットがあるのかを伝えてください。
そのメリットが、お金を払ってもほしいものかどうかは、相手自身が判断します。
売り手にできるのは、メリットを正しく伝えることだけです。
ひとり起業の集客にありがちな誤解2:引っ込み思案
友達や知り合いに、自分の商品やサービスを紹介したら、敬遠されるかもしれない。
他人には、相手の利益もなにも考えずに、自分の商品やサービスをアピールするのに。
身近な人には紹介することすらできないのは、なぜでしょうか?
集客とは、商品やサービスを必要としていない人に、無理やりいらないものを買わせようとすることではありません。
集客とは、商品やサービスを必要としている人たちに、購入するか否かを検討するステージまで上がってもらうことです。
例えばマーケティングでは、商品やサービスの存在をアピールする、つまり広告宣伝するターゲットを絞り込みます。
これは、本当にその商品やサービスを必要としている人にアピールすることが、もっとも購入につながりやすいためです。
大企業であれば、資金を投じて芸能人を採用した広告をメディアで流します。
訴求力は絶大です。
しかしひとり起業家に、そんな資金はありません。
だからといって、あなたの提供するサービスの価値が、大企業の提供する商品やサービスよりも劣っているわけではないでしょう。
ひとり起業家の場合、資金力が限られているため、広告宣伝力が低くなりがちです。
だからこそ、ひとりでも多くのあなたの提供する商品やサービスを必要としている人に、その存在を知らせ、情報を届けなければなりません。
商品やサービスを購入するかどうかを決めるのは、販売する側ではありません。
商品やサービスの情報を知った人が、購入するかどうかを決めます。
しかし商品やサービスの存在すら知らなければ、正しく判断できません。
あなたが想定したターゲットだけが、あなたの商品やサービスを必要としているわけではありません。
「自分が売っている商品の話をしたら、嫌われるかもしれない」
「押し売りしようとしていると思われたら嫌だから、黙っていよう」
そんな身勝手な思いで、相手が購入するかどうか判断するチャンスを、奪っていませんか?
もしかしたらその人は、あなたの商品やサービスを必要としている人かもしれません。
身勝手な思い込みと保身のための引っ込み思案で、誰かの可能性を奪っていませんか?
ひとり起業の集客にありがちな誤解3:根性論
ブログを毎日更新
SNSを1日10回投稿
こだわりのデザインでWEBサイトを作る
どれも、間違いではありません。
この方法で成功している人も数多くいらっしゃいます。
ただ、立ち止まって考えてください。
これらは、誰のための努力ですか?
毎日ブログを書けば。
毎日SNSに多くの投稿をすれば、多くの人がアクセスするでしょう。
あなたの商品やサービスの存在を認知させることも可能です。
しかし存在を知ったことが、購入する理由になるわけではありません。
やみくもに情報を発信することも同様です。
また自分のこだわりを散りばめてWEBサイトをデザインしても、そこから得られるメリットが相手に伝わらないなら、投じた経費や時間はムダです。
ブログを更新することやSNSに投稿すること。
美しい見栄えのWEBサイトを作ること。
その行為自体が目的になっているなら、仮にアクセスが増えても、購入者を増やすのは難しいでしょう。
目的はいつも、自分の商品やサービスが必要であろうと想定されるユーザーの利益です。
ユーザーが、自分にとってのメリットを理解しやすい
ユーザが、有益だと感じる
ユーザーにとって、見やすくわかりやすい
ユーザーが、いいデザインだと感じる
「頑張って毎日ブログを更新している!」
「頑張って毎日SNSを頻繁に更新している!」
「お金をかけて、すばらしいデザインを採用している!」
それなのに集客できないとしたら、方向を見直してください。
あなたがどんなに頑張っても、ユーザーには関係ありません。
ユーザーにとって大切なのは、ユーザー自身にどんなメリットがあるのか。
その1点です。
実りのない努力はやめて、ユーザーが求めていることに対して努力してください。
ひとり起業の前にやらなければいけないこと
集客するためには、徹底的に自分を排除し、ターゲットとなるユーザーの利益を追求しなければなりません。
どんなに多くの人と繋がっても
どんなに素晴らしい商品やサービスを作っても
どんなに頑張っても
ユーザーにとって価値があると、ユーザーに認識されないなら、集客にはつながりません。
ただここから先は、本書から離れるのですが。
あなたは気づきましたか?
ひとり起業に成功するには、人間に備わる、強烈な承認欲求を自らの手で打ち消しつづけなければなりません。
ひとり起業に成功するには、自分を完全に打ち消して、ひたすらユーザーにスポットライトを当てなければなりません。
会社員であれば、会社を離れれば仕事を忘れる時間も持てるでしょう。
しかしひとり起業の場合、集客以外の部分も自分で管理しなければなりません。
特に開業当初は、プライベートとビジネスを切り分けるのは困難です。
思うようにならないことの連続に打ちのめされながら、さらに自分を打ち消し続ける日々。
これでは、心が折れて、成功に辿り着くまで努力し続けることすらできなくなります。
だからこそひとり起業に取り組む際は、ビジネスを離れる時間では、可能な限り自分自身の心身のケアが大切です。
自尊心が傷ついた状態では、堂々と自分の商品やサービスをアピールできません。
自己承認欲求が満たされていなければ、独りよがりで身勝手な考え方に支配されます。
会社勤めなら、ストレスチェックしたり、産業医がいたり。
会社が社員のメンタルケアを実施することもあるでしょう。
しかしひとり起業では、すべて自分で対応しなければなりません。
集客には、根気強さが必須です。
なにか対策したからといって、すぐに結果は出ません。
だからこそ、集客のシーンで間違った自己主張をしないように、自分自身を抑える訓練の一環としてのメンタルケアが重要です。
根気強く、あなたの商品やサービスに関する情報を発信し。
必要としているユーザーに、買うかどうか検討するチャンスを提供し続けられるように。
ご自身の心身の健康管理を、大切にしてください。
さいごに
ということで今日は、大山春樹氏の著書 「ひとり起業の集客の17のウソ」をご紹介しました。
内容のポイントを一言でいうと、
「ひとり起業の集客では、徹底してターゲットユーザーの利益を追求する」
です。
今回取り上げなかった、ひとり起業の集客におけるウソについて、具体的な事例をあげながら詳しく紹介されています。
概要欄にAmazonのリンクを貼っています。
ぜひ本書をお手にとって、ご覧ください。
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