LとRの話(イタリアからの訪問者)
日本では発音が難しいと有名なLとR。
実は慣れれば簡単なのだけど、それにまつわるイタリアからのお客様との会話。彼の名前は「Lorenzo/ロレンツォ」さん。で、自分の名前を漢字で書きたいという。で、「ろ」を漢字にするとなると定番「露」があるのでまずはそれを提示。「露蓮草」(ロレンソウ)とかでお茶を濁そうとした記憶。
ロ「その漢字はちゃんとLの発音?」
俺「えっ∑( ̄□ ̄;」
俺「日本語にはLとRの区別はないんだよ」
ロ「そうなんだ。君の発音はRなんだよね。僕の名前はロレンツォさ。」
俺「ロレンツォ」
ロ「ちがう。もっと明るく。ロレンツォ!」
俺「ロレンツォ!」
ロ「Rだなぁ。ロレンツォ!」
と、わりと何度もやり取りするもどうしてもRの発音の模様。で、観察していてひとつ気が付く。彼は笑って大きい声で発音してた。なので、
俺「ロレンツオオオオ!(゜▽゜)」
と、半ばやけ気味に言ったところ、
ロ「それ!」
と合格点。
これはその当時は気が付かないで、あとになって気が付いたLとRのちがいだけど、Rは発音の前に「ぅ」をつけると間違いなくRに聞いてくれる。だから上の発言の実際のオレの発音は「ぅロレンツォ」だったわけ。Lは基本何も考えなくてもLになると思うけど、上のとおり笑って言う、つまり口角を上げて言うと間違いなくLに聞いてくれる。
日本語は唇をあまり使って発音を区別しないのでこういうことが起きる。ただ、実際は同じ「ら」とかでもいろいろならをひとつで表記してるだけなので特に少ないわけではなく自然にやってるだけだったりするけどね。
ちなみに「Fu」「Hu」の違いを学ぶと発音は良くなれる気がする。これはまた別で。
結局ロレンツォ、漢字3つは無理ということで、彼女同伴だったので「愛」という文字だけ覚えて帰っていった。ちゃんちゃん。
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