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美意識を少しだけアップデート

美意識が低いところから、自分に沿ったところまでアップデートする話。

コロナでマスクをするようになって、もともとメイクが苦手だったのに、ますますメイクから遠のいた。

思春期のころ、コスメ好きな2歳年上の姉に馬鹿にされることが嫌で、メイクに関心を持たないようにしていた。

大学生になって、少しはおしゃれに気をつけなくてはいけなかったけど、それでもメイクの優先順位は低かった。

メイクの優先順位が低いという事の根底には、「可愛くなる」ことへの関心が0に近かった。

女の子なら「かわいい」を基準に、洋服を選んだり、「かわいい」という言葉を浴びて健やかな自己肯定感を育むものだと今は知っているけど、我が家はごくごく普通の家庭だが、親から「かわいい」という価値観を教えてもらったことはなかったように思う。
かといって、けなされるわけでもなかった。


そして女性心理というものも苦手だった。同い年の女の子が「かわいい」を共有することも、感覚がないから苦手に感じていたと思う。

20代の頃は非正規社員で、給料は低かったが仕事が楽しい環境だったので、おしゃれやメイクに対しては、やっぱり優先順位が低かった。

30代になって転職し正社員になると、金銭的に余裕が少しできて、やっとスカートを買うようになった。女性らしさのバリエーションが少しずつ楽しめる。ワンピースを買ったり気に入ったスカートは色違いで買ったりしていた。女性らしさを楽しむことが出来ないわけではなかったらしい。

30半ばで結婚をして、専業主婦になった。
職場にでるわけでなく、合コンに行くわけでもない。
自分のため、そして旦那さんと出かけるときのため。
となると、もともと意識が低いから優先順位は低い。

今年に入って、日々の達成感を求めてイラストを描くようになった。
最近はメイクをテーマにイラストを描いている。
なんでだろう?
最初は、イラストで女性を描くときに勉強のためだったが、メイク動画をみて、ほうほうと唸る日々。
今の時代はメイク動画があるから、どのように化粧するかを動画でわかりやすく知ることができていい。新作の化粧品も、紹介・比較してくれる。

YouTubeに動画を投稿してる方との「かわいい」に圧倒的な感覚の差を感じる。アイシャドウやリップの色に「かわいい」と思う感覚は、たくさんのコスメを見て試したベースがないと生まれない。

たくさん動画を見て、まず「ハイライト」が心に残った。
「ハイライト」は白や肌色で光りを肌に演出するコスメだが、肌がきらきらに輝くのっていいな、と思った。

その感覚を深く考察すると、30代に沿った若々しさっていいな、という感覚に近かった。歳をとるのは仕方ないけど、今の自分にあった演出をするのっていいよねという気持ち。動画をたくさん見ないとそんな気持ちも湧かなかったと思う。やっぱり、少なからず人と比べることで自分の気持ちは浮かび上がってくる。

そして、うっすらホコリをかぶっていたメイクバックを取り出し、まずは試供品を捨てた。旅行用にと思っても、今となっては使わないだろう。使っていた化粧品も古いものは思い切ってすてる。少しだけ残して、メイクバックを丸洗いする。すっきりした中身になって満足した。

あとは、プチプラだけど新しいものを買いたすことに。
気になっていた「ハイライト」ではなくて、まつ毛を塗る「マスカラ」を買った。バーガンディという赤みがある色。
カラーマスカラは、よっぽど近くで見ないと分からないけど、まつ毛が染まっているのは自分の気持ちが華やぐ。そしてこれはお湯で落ちるタイプ。
メイク用の洗顔料で洗うのではなくて、シャワーを浴びた時に落ちる方がズボラな私にはぴったり。

あとは、肌に優しい自然由来のコスメで、ETVOSのアイシャドウ(ミネラルマルチパウダー)を。トープピンクという色。
トープってフランス語で「もぐら」らしい。くすんだピンクで、塗るとすこーし、ベージュやオレンジみのあるお洒落な色だ。
こちらは、まぶたにも頬にも使えるし、肌にやさしくお湯で落ちるタイプ。
ありがとう、お湯落ち。

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というわけで、今の自分に沿ってメイク道具を見直し、久しぶりに新しいものも買ってうきうきしたので、よかった。
今は、素敵なメイクブランドもたくさんあるから、ちょっとずつ試していきたい。

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