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異次元緩和を「不合格」にできるのか=政策実行者としての観点

 今週のメルマガで「『金融政策の多角的レビュー』のワークショップ(第2回)」を取り上げました。この中で、吉川洋東大名誉教授が2013年以降の異次元緩和(後述)について、受験勉強の合格点に満たない、との認識を示しました(強く同意します)。過去の政策展開を踏まえ、政策実行者としての日銀の観点から合否を認定できるのかを考察してみます。

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