本石町日記(窪園博俊)

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 金融機関でマーケット業務に携わりたい方、これからマーケット業務に関わる可能性がある方、あるいは個人としてマーケット業務に強い関心を持つ方などを対象にしています。マーケットの中心に位置するセントラルバンキング業務について教科書にはない解説・勉強会などを行う予定です。  ヤフーで発行するメルマガは、週間で起きつつある事態を追いかけていますが、こちらでは、現在の金融政策と今後の展開を把握する上で重要となる、過去の軌跡の実情(オフレコ的なところも含めて)を時系列で解説します。  ベテランの方々は、過去の蓄積があるために、現在進行形で政策を追えますが、途中参加の場合は、キャッチアップが大変です。こちらでは、そうした方々への、手助けとなる動線の役割を果たしたい、と思っております。  もちろん、メルマガの読者がこちらに参加されるのは大歓迎です。掲示板等を利用して、意見交換などができれば幸いです。よろしくお願いします。  

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このnoteの動機となった配属ガチャの大外れ

 サラリーマン社会では、「配属」は職業人生の運命を左右する一大事です。ただ、配属(or異動)でどこに回されるかは、神のみぞ知る世界で、当たりのガチャを祈るしかありません。私の場合、今の会社における最初のガチャは大外れでした。深い絶望とはこのことでした(このエントリーはnote紹介もかねて無料としています)。  ところが、です。いきなり大外れとなったガチャは、結果的には大当たりとなり、このnoteを始める大きな動機となりました。この話は、テーマ分類では「キャリア」に入るでしょ

    • 異次元緩和を「不合格」にできるのか=政策実行者としての観点

       今週のメルマガで「『金融政策の多角的レビュー』のワークショップ(第2回)」を取り上げました。この中で、吉川洋東大名誉教授が2013年以降の異次元緩和(後述)について、受験勉強の合格点に満たない、との認識を示しました(強く同意します)。過去の政策展開を踏まえ、政策実行者としての日銀の観点から合否を認定できるのかを考察してみます。

      ¥250〜
      • 国債保有の正常化と「銀行券ルール」=実務的に解説してみます

         日銀OBの山本謙三氏が「日銀の国債購入の減額計画を考える」というコラムで、国債減額の最終目標として「銀行券ルール」を提案しています。古参の方には懐かしいルールですが、多くの方にはなじみがないでしょう。日銀が国債保有を減らす際に改めて焦点となる可能性もあるため、この機会に「銀行券ルール」を実務的な観点で解説してみます。

        ¥250〜
        • 解除後の政策金利の推移と今後の動向=追加利上げ時の調節方針

           日銀が3月19日にマイナス金利を解除してから約3カ月ほどが経過しました。この間、政策金利である無担保コール翌日物(加重平均)は、誘導レンジ(0~0.1%)の上限を若干下回る水準で極めて安定的に推移しています。この安定推移の背景と今後の動向を踏まえつつ、追加利上げ時の調節方針がどうなるのかを考察してみます。

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          異次元緩和を「不合格」にできるのか=政策実行者としての観点

           今週のメルマガで「『金融政策の多角的レビュー』のワークショップ(第2回)」を取り上げました。この中で、吉川洋東大名誉教授が2013年以降の異次元緩和(後述)について、受験勉強の合格点に満たない、との認識を示しました(強く同意します)。過去の政策展開を踏まえ、政策実行者としての日銀の観点から合否を認定できるのかを考察してみます。

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          異次元緩和を「不合格」にできるのか=政策実行者としての観点

          国債保有の正常化と「銀行券ルール」=実務的に解説してみます

           日銀OBの山本謙三氏が「日銀の国債購入の減額計画を考える」というコラムで、国債減額の最終目標として「銀行券ルール」を提案しています。古参の方には懐かしいルールですが、多くの方にはなじみがないでしょう。日銀が国債保有を減らす際に改めて焦点となる可能性もあるため、この機会に「銀行券ルール」を実務的な観点で解説してみます。

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          国債保有の正常化と「銀行券ルール」=実務的に解説してみます

          解除後の政策金利の推移と今後の動向=追加利上げ時の調節方針

           日銀が3月19日にマイナス金利を解除してから約3カ月ほどが経過しました。この間、政策金利である無担保コール翌日物(加重平均)は、誘導レンジ(0~0.1%)の上限を若干下回る水準で極めて安定的に推移しています。この安定推移の背景と今後の動向を踏まえつつ、追加利上げ時の調節方針がどうなるのかを考察してみます。

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          解除後の政策金利の推移と今後の動向=追加利上げ時の調節方針

          円安配慮の期待に応えた日銀だが…=無慈悲な催促相場の恐れも

           植田和男日銀総裁の14日の記者会見は、円安配慮の期待に応えた内容となりました。前回4月26日の記者会見は、円相場が1ドル=160円に急落する「大失敗」でしたが、今回の会見は円買いを誘うフレーズがちりばめられ、為替配慮の観点では「大成功」でした。ただ、いったん為替の期待に応えると、無慈悲な催促相場に陥る恐れもあります。

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          円安配慮の期待に応えた日銀だが…=無慈悲な催促相場の恐れも

          日銀と「財宝」のかかわり=ダイヤモンドやロマノフ金塊など(読み物)

           「日銀がなぜ外貨資産を持つのか」の関連で、「財宝」とのかかわりを読み物として紹介します。当初、敗戦国の中央銀行がなぜ「外貨資産」を持つのかは謎で、秘匿を疑ったのですが、実は政府との取引が発生原因でした。一方、「財宝」とのかかわりは謎で、だからこそ「M資金」ネタに使われやすいのでしょう。具体的にはダイヤモンドやロマノフ金塊などです。

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          日銀と「財宝」のかかわり=ダイヤモンドやロマノフ金塊など(読み物)

          日銀決算の増益要因を読み解く=「外貨資産」を保有するに至った謎

           日銀の2024年3月期決算が発表されました。報道では、もっぱら保有国債の含み損が取り上げられ、財務の健全性が揺らぐことを懸念する論調が目立ちます。国債含み損については、こちらを参照して頂くとして、今回は増益要因となった「外貨資産」について説明します。本来、持つ必要のない外貨をなぜ持つに至ったのかの謎に迫ります。

          ¥250

          日銀決算の増益要因を読み解く=「外貨資産」を保有するに至った謎

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          円安配慮の期待に応えた日銀だが…=無慈悲な催促相場の恐れも

           植田和男日銀総裁の14日の記者会見は、円安配慮の期待に応えた内容となりました。前回4月26日の記者会見は、円相場が1ドル=160円に急落する「大失敗」でしたが、今回の会見は円買いを誘うフレーズがちりばめられ、為替配慮の観点では「大成功」でした。ただ、いったん為替の期待に応えると、無慈悲な催促相場に陥る恐れもあります。

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          円安配慮の期待に応えた日銀だが…=無慈悲な催促相場の恐れも

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          日銀と「財宝」のかかわり=ダイヤモンドやロマノフ金塊など(読み物)

           「日銀がなぜ外貨資産を持つのか」の関連で、「財宝」とのかかわりを読み物として紹介します。当初、敗戦国の中央銀行がなぜ「外貨資産」を持つのかは謎で、秘匿を疑ったのですが、実は政府との取引が発生原因でした。一方、「財宝」とのかかわりは謎で、だからこそ「M資金」ネタに使われやすいのでしょう。具体的にはダイヤモンドやロマノフ金塊などです。

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          日銀決算の増益要因を読み解く=「外貨資産」を保有するに至った謎

           日銀の2024年3月期決算が発表されました。報道では、もっぱら保有国債の含み損が取り上げられ、財務の健全性が揺らぐことを懸念する論調が目立ちます。国債含み損については、こちらを参照して頂くとして、今回は増益要因となった「外貨資産」について説明します。本来、持つ必要のない外貨をなぜ持つに至ったのかの謎に迫ります。

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          イエレン財務長官が説く介入の「事前伝達」の意味=資金需給の観点で読み解く

           イエレン米財務長官が、政府・日銀の円売り介入に関連し、「まれであるべき」との考えを繰り返しています。また、介入を実施する際には「事前の伝達が適切」とも指摘しています。日本の介入への強いけん制ではなく、介入に関する一般論と受け止められますが、ここでは「事前伝達」の意味をマネーフロー上の観点から考察してみます。

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          為替配慮への最初で最後の抵抗=1999年の日銀の拒否宣言

           岸田首相と植田日銀総裁が7日に会談。植田総裁は会談後、円安に配慮する姿勢を示しました。そして、日銀は13日の公開市場操作(オペ)で、国債買い入れの減額に踏み切りました。金融政策の為替配慮は今に始まった話ではありませんが、日銀はかつて配慮を拒否する宣言を出したことがあります。1999年9月、為替配慮への最初で最後の抵抗を紹介します。

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          為替配慮を強める日銀の命運=「国際金融のトリレンマ」で読み解く

           先週7日に岸田文雄首相と日銀の植田和男総裁が会談しました。会談後、植田総裁は「最近の円安について、政策運営上、十分に注視する」と述べました。岸田首相は、記録的な水準まで円が売られる中、円安配慮の政策運営を求めたとみられます。今後、日銀は為替配慮の姿勢を強めるとみられますが、その命運を「国際金融のトリレンマ」で読み解いてみます。

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          介入で有名になった「財政要因」とは=政府と民間のお金のやり取りと資金変動

           政府・日銀が円買い・ドル売り介入を行い(注1)、介入規模がすかさず推計されました。推計のベースになるのは、日銀の「資金需給表」です。この表における「財政要因」がカギを握ります。当noteでは、こちらで推計方法を紹介済みですが、改めて「財政要因」とは何かについて解説します。インタバンク市場の入門編となります。

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          「タカ派」なのに円安が加速するのはなぜ?=法的に正しく、現実にそぐわない誠実な答弁

           日銀は26日の金融政策決定会合で、金融政策の現状維持を決めました。広く予想された決定でしたが、結果公表後から円安が進み、植田和男総裁の会見を経て円安が加速する展開となりました。政策運営のロジックは「タカ派」的ですが、それでも円安が進展した構図を、法律上の建付けの観点から読み解いてみたいと思います。

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          ベースマネーを制御するのは誰か=銀行主導で量的緩和が再拡大!?

           こちらによると、メガバンク三行の日銀当座預金残高(3月16~4月15日)増加しました。マイナス金利解除に伴って当座預金に利息がついたことが増加要因と指摘されています。ただし、「どんどん積めばたくさん利息をもらえる」わけではありません。ベースマネーを制御するのは日銀だからです。銀行がいくらでも積めると、量的緩和が再拡大してしまいます。

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          完全無欠の日銀文学で何が起きたのか=『デリヴァティヴズ』の謎

           マイナス金利解除後で初となる「展望リポート」公表を今月末に控え、債券市場は追加利上げの思惑で少しざわついていますが、それはさておき、今回は軽い読み物を。「日銀文学」と言えば、誤字脱字はもちろん、用語・表記の揃った完全無欠の文章を思い起こしますが、それでも極めて稀に「奇妙な単語」が登場します。その謎を解明したいと思います。

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          新たな金利政策の特徴=誘導水準と付利金利と基準貸付の関係

           日銀が19日にマイナス金利解除などを決め、金融政策はシンプルな金利操作に復帰しました。ただ、金利操作とは言っても、かつてとは金利の動かし方は異なります。こちらの続編にもなりますが、大量の当座預金を抱えて利上げしていく新たな金利政策の特徴を解説します。後段では、誘導金利と付利金利と補完貸付金利の関係性を説明します。

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          「リーク」についての雑感

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