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“好き力”ってビジネスドラックぽくって気持ち悪いけれど.

これは本日, 茶道の行き帰りの話. 

電車に座って, 「周囲に生きる人類より少しだけ抜きん出ているかもしれない情熱や技を持っている人の, その“少しだけ” の何かを健やかに育んでいく環境ってなんだろう」と苗床作りに関する視点でいつもながらというか改めて考えていた.

昨今よく言われるギフテッドの話が巷では広まっていると思うけれど, 例えばその“特異“何かを起点に棲み分けがなされて, その人は共同体を内集団バイアス増し増し丼で育ってしまうわけで. 

その土壌, つまり自律共生可能な環境をどうやって作れるか. 個性を守りながら. 一方で, そんな個性をもっと伸ばせる仕組みも必要だ. マジョリティとは離れていることを自負する自慢ではなく, どうしたってはみ出ている隠しきれない何かを持っているのを恥としない姿勢が. あるいは都合の良い時だけマジョリティに溶け込むような貧弱な”個性“でもなくて. 

そんなことを沸々考えて, 茶室に入って何やら紅茶の話になった. どうやらそのお方は「フレンチブレックファースト」という紅茶が好きなのだという話をしてくれた. 仕事しながら朝カフェ行って, 昼もカフェ, 仕事終わりにカフェ行って飲んで, 仕舞いには仕事終わりに働きに行っていたという. 

この“好き力”が大事なんだ, と相槌うちながらたぶん僕は何度も「なんて素敵なんだ!良い!」って言っていた. 翻訳すると, 「感動できる!この喜びを共有したい!無駄のある生き方が尊い, 祝福をあなたに!」だ. 

“好き力”ってワードがビジネスドラックぽくって気持ち悪いけれど. 

個性は好きなことをとことんやりつめられる仕組みと, それを伝えあってお互いに「なんてわけわからない人類なんだろう, 僕も君も」って言わなくてもい言えて応援できる土壌. 

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