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ストーリー展開が面白いおすすめ絵本。(すてきな三にんぐみ&ウエズレーの国)

こんにちは。

東京では、ぽかぽかした陽気が続いて、気分も晴れ晴れです。

さて、毎週土曜に絵本の紹介をしております。
今日は、ストーリーの展開が面白い2冊をご紹介します。


すてきな三にんぐみ

あらわれでたのは、くろマントに、くろいぼうしのさんにんぐみ。
それはそれは こわーい、どろぼうさまのおでかけだ。

泥棒の三人組はおどしの道具(ラッパじゅう、こしょうふきつけ、まっかなおおまさかり)を使って、人々から金銀宝石を奪う。

そんなある日、狙った馬車にいたのは、みなしごのティファニーちゃんだけ。
仕方なく隠れ家に連れて帰ると、ティファニーちゃんは宝の山を見つけて、
「まぁぁ、これ、どうするの?」
宝の山をどうするつもりもなく、使いみちを考えていなかった泥棒三人組。
相談した結果、捨て子やみなしごをどっさり集めて、みんなで暮らすお城を買って、・・・・というお話。

暗く不気味な始まりから、最後はハッピーエンドに。
根は「良い人」だった泥棒たちのシニカルでお茶目な絵本です。

【おすすめポイント】
・語り口が面白くて、読んでいて楽しい。
・「宝の使いみち、考えてなかったんかーい」と親子でツッコめる。
・夜の闇にギョロっと目が出る泥棒三人組。シニカルな絵が印象的。


ウエズレーの国

仲間はずれにされていた少年ウエズレーが、夏休みの自由研究に「自分だけの文明」をつくりだすという壮大な物語!

ウエズレーは、自分だけの作物を育てて、その果物の実を食べる。
その茎からとった繊維で帽子や服を作る。
糸をまくのもはたを織るのも、自分でつくった「きかい」を使う。
日時計を作って、一日を八つに分けて、自分だけの時間を決める。
「ウエズランディア」と自分の庭を名づけ、自分の国を作る。

どんどん友達が寄ってきて、新しい遊びを考え出す。
道具はぜんぶ、庭の作物を使って作る。
あつい夏に、空中ベッドを作って、夜空を見上げて新しい星座を作ったりしながら、毎晩涼しく過ごす。
さらに文字まで作って、ウエズレー語で自由研究をまとめて、、。

ウエズレーの自由で爽快な文明づくりは、目からウロコ、必見です!
この絵本を読むと、とらわれていた価値観や同調圧力がふっとびますよ。
親子で一度は読んでほしい名作です。

【おすすめポイント】
・ウエズレーの自由な発想と行動力にぐいぐい引き込まれる。
・とにかくスケールが大きく、「気づき」も大きい絵本。
・読後、気分爽快になれます!
・周りに合わせるのではなく、自分から行動しようと思う勇気が湧いてきます。
・小学生の夏休みや冬休みに、ぜひ親子で。


いかがでしたでしょうか。
「すてきな三にんぐみ」は園児向き、「ウエズレーの国」は小学生向きです。
どちらも印象的で面白いので、ぜひ読んでみてもらえたら嬉しいです。


それでは今日はこの辺で。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

みなさま、よい3連休を!

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