野菜か果物か、それが問題だ…
私が在籍したフォルケホイスコーレでは、授業の合間におやつをかじる先生がおられました。
おやつと言っても、チョコレートやクッキーではなくて細いニンジン。
日本ではおやつとして齧る人はたまにしか見ません
いざ齧ってみると、まるでうさぎさんになった気分ですが、スーパーで売られているのは、そのままでも野菜スティックみたいに食べることができるような細さです。太めのポッキーのようで、ポリポリ齧るととても心地よいです。
授業中に、生徒ではなく先生がおやつをかじっておられるのも驚きです。教室であっても、生徒や先生も、自分が居心地良いように過ごしています。
さて、ある時デンマーク人に「好きな食べ物は?」と聞くと「いちご」と答えてくれました。同じデンマーク人に別の人が「好きな果物は?」と聞くと「なんでも」という答えでした。
あれ?いちごが好きだったのではないの?と聞き直すと 「いちごは野菜、果物ではない」との答え。
にんじんがおやつになったり、いちごが野菜と捉えられたりと、日本人の私にとっての「常識」が通じないことがちらほら。
日本語では甘味が強いと果物で、デンマークだと学術上の分類で分けられているのかもしれません。
重視されるのが感覚かロジックかの違いもありそうな。。。
カテゴリー分けが違うのって暮らしてみないと気付けませんね。他にも気づいていない、同様のことがいろいろあるかもしれません。
日本でにんじんをおやつみたいに食べている人を見て、久しぶりにデンマークを思い出しました!
1. そんな!いいんですか!? 嬉しいです!! フォルケホイスコーレ作りのための勉強に使わせていただきます♪