家が片付かない理由、もしかしたらこれかも？

「家庭に母親の個室がない」問題は、これからもしつこく言っていきたい。
個々の家庭の問題ではなく、そもそも建売り住宅やマンションの設計に「母親の個室」が入ってない。社会全体に「母親は台所やリビングで家族のためにスタンバイしとけ」って意識があるからだと思う。

— たつた あお (@tatsutaao) July 22, 2023

子ども部屋やお父さんの書斎はあるのにね。なんでハウスキーピングしてるお母さんの個室がないんですかね？　「家」に一番貢献してる立場なのに。
子ども部屋を与えないと「子どものプライバシーがー！」と言われるのに、お母さんのプライバシーは平気で侵害してることに、みんな早く気づくべき。

— たつた あお (@tatsutaao) July 22, 2023

家が片付かない理由は「だらしないから」とか「片づけ方を知らないから」ではなく、実は「環境」のせいなのかもしれない。

…と最近よく言われているのですが、これも一つの原因だったのかも！？　と思わされる内容でした。

■家の中で「透明」な母親の存在

仕事でいろんなお家に伺いますが、確かに、ほとんどのお宅で「ママの部屋」を見たことがないんですよね。

子供がいないご家庭ではたまに「奥様の部屋（※『ママ』の部屋、ではない）」というのはお見掛けしますが、子供が生まれた瞬間にそこは「ママ＆子供の部屋」になり、将来的に「子供部屋」に取って代わります。

かろうじて「寝室の隅にママの化粧机がある」とか、「リビングの一角にママ専用のデスクがある」くらい。
しかも、なぜかママの空間というのはフルオープンで出入り自由な空間。

もしくは、「家事室」なる名称でアイロンかけをしたりするスペースはありますが、それはつまり共用部分であって、「ママの趣味の部屋」は、やはり、少ないですよね…。

■このため、ママの荷物だけは各部屋に散在することになる

片付けのノウハウでは、「自分のモノは自分の部屋に収納し、リビングやキッチンは公共の場所として、個人のモノを持ち込まない」が鉄則です。
しかし、自分の部屋がないママにはモノを片付けるスペースがありません。
そのため、いろんな部屋にママのモノが点在することに。

例えば化粧品は洗面所、本はリビング、着替えは子供部屋の隅、趣味のものは玄関に飾る」など。
これを、ママ個人の部屋に片づけられたなら、どれほど家の中がスッキリすることでしょうか。

■家に一番貢献しているのはママなのに…

引用させてもらったツイートにもありますが、家の管理者がまだ「ママ」であるお宅が多いはず。
なのに、その管理者たるママにだけ部屋がない…って、普通は考えられないことですよね。

たとえ３畳でもいい、いや２畳、１畳でもいい、せめて鍵のかかる個室を、ママに用意してあげてください…！
そして、今から家を建てる人は、必ずママのスペースを確保するよう検討してあげてほしい！（家事室、ではなく、「ママ専用のスペース」です！）

もちろん、家が片付かない理由は外にも考えられますが、そのうちの一つとして真面目に考えてもいいかもしれない。そう思わされるツイートでした。