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お香のススメ。

今日も昨日に続き、とってもいい天気だった。
どこか自然豊かな公園にでも行こうかと思ったが、結局近所のブックオフに散歩がてら本を売りに行くことにした。10円×11冊で計110円。箪笥の肥やし、ならぬ本棚の肥やしとして、ずっと埃を被せておくよりは良かろう。

家に帰ってから、ふと思い立ってお香を焚いた。

アロマも良いが、私はなんとなくお香の方が香りが優しい気がして好きだ。ゆったりと広がる香りにつられて、自然と呼吸が深くなる。心も場も清められていく感じがする。

そして、煙がたゆたう様子を眺めるのも好きだ。常に変化していく煙は、この世の諸行無常を感じさせる。炎の持つパワー、温かみもまた心を癒してくれる。

飛鳥時代に日本へ伝来したお香。人々ははるか昔からお香の効能を理解していた。
以下は、「一休さん」こと一休禅師によって日本に紹介された「香十徳」というお香の効能を説いた詩文である。

   1. 感格鬼神:感覚を研ぎ澄まし
  2. 清淨心身:心身を清らかにし
  3. 能除汚穢:よく穢れを取り除き
  4. 能覺睡眠:よく眠りを覚まし
  5. 静中成友:静けさの中に安らぎをもたらし
  6. 塵裏偸閑:忙しい時にも心を和ませる
  7. 多而不厭:多くても邪魔にならず
  8. 寡而為足:少なくても十分に足りる
  9. 久蔵不朽:年月を経ても朽ちず
 10. 常用無障:常に用いても障りはない
(梅薫堂 HPより)

お香は気軽に楽しめるリラクゼーションである。おうち時間に如何だろうか。

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