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10,000円の音色と初期不良。

昨日たっぷりゴロゴロしたおかげか、今日はとっても調子が良かった。

調子が良いついでに、低音が鳴り響く高音質のイヤホンで音楽が聴きたくなった(低音大好き)。そういえば、誕生日は9月上旬だったが自分へのプレゼントは特に用意してなかったな。

自分への誕プレという格好の口実、もとい大義名分を見つけ、電気屋へ足を運んだ。

今使っているイヤホンは有線で、確か3,000円くらいだったはずだ。これも悪くないが、ワンランク上のものを買ってみよう。

予算は10,000円。流行りの完全ワイヤレスは落っことしそうなので、Bluetoothではあるが左右が線で繋がったもの(なんて言うんだろう)がいいな。

売り場には、たくさんの種類のイヤホンが並んでいた。私は特にイヤホン通でも何でもないので、とても選びきれない。「予算別おすすめベスト3」のコーナーの中から良さそうなものを選ぶことにした(それでも随分と迷った)。

最後は結局見た目のカッコ良さで決め、休職中の身には貴重な10,000円を支払った。

売り場で視聴もできたが、正直周りの音もあってその性能はよく分からなかった。家に帰り、ウキウキしながら開封。

...あれ?なんか「バッテリーボックス」とやらが微妙に閉まってないぞ?

バッテリーを仕舞っているのであろう部分が不自然に開いており、閉めようとしても閉まらない。売り場のサンプルはキッチリと閉まっていたはずだ。

ん〜、とりあえず充電して音を試してみよう。

...通常2時間で充電完了のところ、4時間経っても完了の兆しがない。電源もつかない。バッテリーボックスの開きが影響しているのだろうか。ウキウキしていた頃がなんだか虚しい。

これはもう、不良品じゃない?
明日お店に持っていって、交換できるか聞いてみよう。

初期不良らしき商品に初めて当たった。

販売という仕事上、初期不良の対応も数々してきたが、実際に自分がその立場になると、こんなにも悲しいものなのかと感じている。モノにもよるんだろうけど。

まあ、唯一の救いはこれが自分への誕プレであったこと。人への誕プレだったら大変だ。

10,000円の音色は、また明日のお楽しみ。

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