自己啓発テーマの作り方

最近このnoteでちょくちょく書いていた内容を大幅に加筆・修正した記事を書いた。(こう書くとなんか作家っぽい)

今回は2022年に出版された本縛りとしたので、買って読んだけど記事に入れなかった本もある。せっかくなので読書感想文をここに書こう。『日常に侵入する自己啓発』だ。

本書はガチなメタ自己啓発本である。著者は大学の准教授なだけはあって、がっつり社会学の手法を用いて日本の自己啓発本を分析していく。定量的な分析も多く、例えば『「20代」でやっておきたいこと』のような年代本を分析する際には、各年代本の発行点数の推移をグラフ化したりしている。

それなりに厚みのある本なので、興味深い観点は多々あるが、俺が特に面白いと思ったのは「手帳術」と「片付け」である。これらについて書かれた本の変遷を辿ることは、自己啓発本で一山当てたい人にとって大いに参考になるだろう。

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