見出し画像

ワークマンプラスに行ってきた

今、一番元気な衣料品の小売といえば、真っ先に「ワークマン」の名前があがる。
現場労働者や、物流現場の人達向けに特化したロードサイドの店で、朝も7時から開店している。朝は、現場に向かうトラックや、バン駐車場に止まっている。

現場での肉体労働は、アウトドアスポーツと条件が似ている。
それは、酷暑の中や、厳冬、時には激しい雨の中での労働の仕事着だ。

僕は、衣料業界の端っこにいるので、今までのワークマンの物作りの一端を知っている。
彼らが、服の中で一番拘るポイントはなんだと思う?

「ポケット」

サンプルの段階で試着を繰り返し、ポケットの位置、角度、深さをとことん煮詰めて行く。
あくまで、着る側に立っての物作りなのだ。

デザイナーの独りよがりの服とは、真逆にいる。

言っておくが、僕はワークマンの回し者ではない。

一昨年位前から、バイク乗りのレインウエアに、ワークマンの物が安価で性能も良いと評判になったことから、アウトドアの機能ウエアの開発に一層力を入れ始めたと思う。

アウトドアウエアと言えば、ノースフェイスが絶好調。世の中にはお金持ちが多いんだね。
ジャケットが30000円~が普通。
ノースフェイスの売れ筋をパクって、なんちゃってノースフェイスが市場に溢れる。
モンベルは我が道を行く感じだけれど、最近着用する人が増えてきたね。売価もノースフェイスに比べればリーズナブルだ。

そんな難しい市場に果敢に突っ込んできたのがワークマン。
従来の「ガテン系」の色使いから、カジュアルな色使いになった商品で、「ワークマンプラス」を立ち上げた。

かねてから、一度、リサーチに行かなければ(業界の人間として)と思っていたが、きょう、ついに初訪問できた。
練馬区にある店は、せいぜい30坪程の売り場しかなく、狭い。TVで見た大型店とは全然違う。
土曜日の15時過ぎに訪れたから、現場の人はいない。にも関わらず、店内は結構な客がいて、すれ違うのも結構大変。

手袋のコーナーでは、夫婦が、洗車用の手袋を探している。
女性用のコーナーでは、熟年の見るからにランナーの2人組がスパッツを物色中。
僕のように物見遊山の客はいない。みなさん目的買とみえる。

フリースのコーナーで良さげな防風フリースを見つけた。

画像1

毛足の長いボアフリースに、防風素材の裏地をボンディング(貼り付け)加工している。
肩、肘、腰部分には、なんと「コーデュラ」使い。
普通、安い衣料品はファスナーを中国ローカルの安い物を使うのだが、こいつはちゃんと「YKK」が奢られている。
背中も、着用中、腰が出ないように少し着丈を長めにしてある。

売価は2900円。

なんちゃってノースフェイスでもいいじゃない!
7000mの山に登る訳じゃないんでね。
充分街中で着られるね。
ボトムはデニムパンツがいいだろう。

ウインドブレイカーも購入した。
真冬のランニングや、ロードバイクに乗るときに着用しようと思う。

画像2

おいおい!
パッと見これ、ワークマンか ??
プリントのモチーフは「燃え盛る炎(笑)」。
asicsか、MIZUNOみたいだね。

画像3

薄中綿のキルティングで、肩と腕はストレッチ素材。
勿論、シルエットも細身。

売価は1900円。

実際しようしてみなければわからないけれど、値段のインパクトは破壊力がある。

ノースフェイスの1/10、スポーツブランドの1/5だったら、試しに衝動買いしていいレベルだと思う。

中綿ジャケットは、近々自転車通勤の時に使用して見るつもりだ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?