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大丈夫、育児はだんだんラクになる。④第二子誕生~現在

第一子である長男が生まれてから一年はとても濃かった。

特に半年までは良くも悪くも劇的で、その証拠にそのあたりが一番記憶に残っている。

一歳を越えてからは曖昧な記憶が多く、写真を見て「あー、こんな感じだったなあ。」と思う。

あっという間に毎日は過ぎていく。

その時その時きちんと覚えておきたいのに、成長が一連の流れのようになっていてきちんと覚えられない。

だから写真を撮ったり育児日記をつけたりする事はとてもいいと思う。

その時は覚えてると思っても、日々の忙しさの中で忘れてしまうものなのだ。


次男誕生。

始めての出産から3年、第二子である次男を出産した。

一度は経験しているものの、陣痛はやはり驚くほどの痛さだった。

ただ分娩時間は長男の半分くらいだったし、二回目の出産は痛みの中でも落ち着いて、集中できたように思う。

じわじわくる痛みの波に合わせて次男がお腹の中から回転して出てこようとする感覚が分かった。

まさにお互い息を合わせて「せーの」という感じ。

4、5回いきんで無事に産声を上げた次男は丸顔で真っ赤だった。

長男の時のような不安を感じる事はなく、私は出産二回目にしてやっと「かわいい」と次男の姿を見て泣いた。

それは私がまだ長男を生む前にイメージしていた産後すぐのお母さんのリアクションそのもので、自然とそう言葉にしていた事に安堵した。

実際に赤ちゃんはとてもとても可愛かった。

長男の時もこんなに可愛かっただろうに、常に不安を感じて過ごしていた事がもったいなく感じた。

ここから男の子二人の育児が始まった。


産後、長男に癒される私。強くなった長男。

そうしてまた赤ちゃんを抱えた生活が始まった。

ここで問題発生。

この頃の事をあんまり覚えてない!!

やっぱり写真と日記大事!

ただ前回と違ったのは3歳の長男がいてくれた事だ。

新生児はまだ表情も少なく、言葉も通じないし毎日二人っきりだと孤独を感じる。

でもそこに会話ができる長男がいる。

これはとても救いに感じ、長男に癒されていた。

また毎日長男ばかりを見ていた頃よりも、次男が加わった事で意識が分散され、それぞれほどよく力を抜いて見られるようになった。

今回も産後は夫の両親が助けてくれた。

この事に関しても素直にありがたいなぁと思えた。

お義母さんが私に母乳うんぬんを言う事はなく、もう二回目なので静かに見守ってくれていたのだと思う。

長男には変化があった。

元々気が優しく、人見知りと恥ずかしがり屋で、公園でも人気のある遊具に子供がたくさんいると空くまで待っているようなおとなしい子だった。

でも弟が生まれて変わった。

自信を得て、積極性が見られるようになってきた。

特に次男が一歳を過ぎ、一緒に遊べるようになってからは顕著だった。

混雑している遊具も空くまで待つ事は無くなった。

この自信は兄弟という仲間ができたことから来たのではないかと私は思っている。

自分より3つも小さいけれど、同じ家族の同じ子供である、同志、仲間、そういう感じじゃないのかなと勝手に推測している。


現在は…

次男誕生から四年。

弟は口がどんどん達者になり、ケンカの果てに兄が泣かされることもしばしば。

かと思えば兄が、まだ空気を読まない弟を使って大人に頼み事をさせたりする。

兄弟はこうしてお互いから、様々な良い事悪い事を覚え育っていくのだろう。

私だけが二人の育児をしている訳ではないのだ。

夫、祖父母、幼稚園や学校の先生、友達、そして兄弟、いろんな所から学んでいく。

この先、たとえば思春期を迎えたらまた違う大変さが待ち受けているのかもしれない。

ただ現在育児歴7年の私が思うのは育児は最初が一番大変だったという事。

子供の社会が広がれば、母親一人にかかる育児の負担は減っていくと思う。

どうか、兄弟が10年20年経っても仲良く…とまではいかなくても険悪ではありませんように、と控えめな夢を語りつつ今回の記事はここまでにします。

最後までお読みいただきありがとうございました!





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