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築55年の古民家を丸ごとDIYしてみる ⑤庭石を動かす

ゴツゴツの庭石が、雑草が生えたり苔むしていたので、ひとつづつ磨きました。

主人が、捨てるなんてもったいないとめっちゃお気に入りになっているので、残せる石は残すことになりました。


私はナチュラルガーデンや薔薇など植えて可愛い庭にしたいと考えていました。しかし、主人は庭石をみてテンション上がって、極小の庭の中に山や川などイメージした、箇所を作りたいと思っていたんです。

二人のイメージするものが異なるため、色々検討した結果、庭のこの辺りは山をイメージした場所、お花を植えても良い場所、家庭菜園の場所、と区分けすることにしました。

それに合わせて、動かしたい庭石、歩くときに危険のため無い方が良い庭石を選別しました。

準備したもの
★石の下に差し込める厚さで尚且つ重さに耐えられる板
★移動する時にレールにする板(短くても最低二枚あれば大丈夫)
★ブルーシートみたいな丈夫なシート
★滑り止めのついたグローブ

まずは、動かしたいと思った庭石の周りの土を掘り起こして、どの位の大きさなのか確認しました。
すると、表に出ているのと同じくらいの大きさが土の中に埋まっていました。
そこでどうやったら二人で庭石を動かせるのか、インターネットで色々調べましたが、テコの原理を使って土の中から浮かせて地面に移動する事ぐらいしか思いつきませんでした。

庭石の下に、板を差し込むといっても、板が曲がっているわけではないので、かなりの深さを掘らないと石の下には板が差し込めません。
そして、ある程度の長さが無いと地上部分と、テコの原理が使えません。
また、差し込む際に一人が持ち上げて一人が板を差し込もうとしても、石が重すぎてなかなか持ち上がりません。

二人で石を持ち上げて、少し持ち上がったら、一人が板を差し込む方に回るのですが、ガッチリと石が持ち上がってバランスが取れるわけでは無く、一人でその位置を固定できず、力尽きて石は元の位置に戻ってしまいます。何度も何度も繰り返し、二人で足をうまく使いながら板を動かし、ようやく石の下に板を差し込めました。

今度は、テコの原理で庭石を持ち上げてみますが、かなりの重量で5㎝持ち上げることも難しく、ほんの少し浮かせたくても、びくともしません。
それでも何とか業者の手は借りたくないので、何度も何度も挑戦していると板が折れてしまい、一からやり直しになります。

あきらめそうになった時、板を差しこみ、その板を邪魔しないくらいの小石を庭石の下に置いていく方法を思いついて、板を差し込んで持ち上げて小石を置いてを繰り返して少しづつ少しづつ庭石が地上に上がってきました。

今度は地上に上がりきる前に、ブルーシートを庭石の下に置かなければなりません。
地上に上がる寸前にブルーシートを庭石の下に何とか差し込みます。

ブルーシートでなるべくぐるっと庭石を覆って、移動したい方に引っ張っていきます。

平らな地面であれば、そのまま引きずっていけるのですが、その時はすでに飛石を埋め込んでしまったあとだったのと、庭石があちこちに散らばって置いてあって、ひきづっていく道がありませんでした。なので、レールの様に長い板を置いては一枚取って、進行方向に一枚を置いていく方法で道をつくりその上を庭石をひきづって動かしました。

庭石や飛石たちを、散々動かしてきた頃、二人で行く行きつけのバーのお客さんは、庭の石を動かすと、自分が怪我したりして必ず良く無い事が起こるって話を聞いてしまいました。

これまで、何も知らずに、散々石を動かしてきましたが、特に何も起こっていません。
でも、聞いてしまったからには、何かした方が良いかと考えて、動かした石にお神酒をあげて、今後は「守神になって下さい」と二人でお祈りしました。

お祈りしたからといって、良い事があったわけではありませんが、大きな怪我も無く事故も無く、DIY出来ているので、きっと守ってもらってると私は思っています。

次回は、不要な庭石を割って小さくする事をお伝えいたします。







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