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我が子達が大好きな、さとうわきこさんと、ブルーナさんの対談。子どもがうさこちゃんに「潜り込む」。

我が子たちは、さとうわきこさんの絵本が大好きです。


確かお店で、たまたま「せんたくかあちゃん」に出会ったことが、最初。

図書館に通い出してからは、「ばばばあちゃん」シリーズを毎回5冊以上借りるのが何度も繰り返されるくらい、
子供達はさとうわきこさんの世界に、すごく魅力を感じているようです。


そんなある日、何かのきっかけで、さとうわきこさんが今年3月にお亡くなりになられたことを知りました。
ご冥福を心よりお祈りいたします。


そしてその時に、さとうさんが創設された、小さな絵本美術館というのが、長野県にあることも知りました。


キャンプ好きな我が家、横浜在住なので長野県は遠いですが、夏休みのキャンプ候補地には度々、上がってきていました。
が、なかなか訪れることはできていなくて。


悔やまれました。
もっと早く、何かしらで検索していれば…。

娘、息子と娘の心を引きつけるさとうわきこさんと、直接、お話ししてみたかったな。
娘も息子も、実際に会うことで、こういう人があの絵本を書いてるんだって、きっと感じるものがあったはず。

と思うと・・・。

でも、知らなかったことはもう悔やんでもしょうがないので、
とりあえず小さな絵本美術館で夏の間、佐藤和貴子さん追悼のイベントがあるようなので、そちらには必ず家族で足を運びたいなと考えているところです。


さて、そんな経緯もあって、私もさとうわきこさんのことが気になっていたら、
今日Googleさん のおすすめで、こんなページに出会いました!


過去に福音館書店さんが、さとうわきこさんから実際にインタビューしたことばを、まとめてくださっています。

で、その中で、うさこちゃんを生んだあのディック・ブルーナさんとの対談があって!!
楽しく読んでいましたら、
こんな言葉に出会いました。

ブルーナさん> うさこちゃんは特にそうですが、子どもがうさこちゃんは自分だと感じて、そこに自分のまわりのこととか自分の気持ちとかを込めることができるんですね。

https://www.fukuinkan.co.jp/blog/detail/?id=775より引用


この言葉を聞いたら、以前とある保育者の方から聞いた、素敵な言葉が思い起こされました。

私たち大人が、子供たちが物事をどう捉えているかということを考える時、子供の立場に立つとか、観察するだけでは、だめ。

子供の内側に潜り込んで、見る、感じる。そのぐらいが、必要。


この2つの言葉には、共通することがある、と直感的に、思いました。

ここで、ブルーナさんの言葉を、もう一度振り返ってみます。
うさこちゃんを読んでいる子供が、うさこちゃんを自分だと感じるとおっしゃっていて、それはつまり子供がうさこちゃんに潜り込む、とも言えると思います。

子供達は、絵本という世界を通して、そこに登場する人物に潜り込む経験をする。

そして私たち大人は、子育てを通して、目の前の子供に潜り込むことを試みる。

ということは、もし私たち大人がブルーナさんの本を読んで、自分がうさこちゃんだと感じ取るくらいになった時は、もしかしたら子供に潜り込めている時かもしれない、とも言えるんですかね。


「潜り込む」。

その人物に『なりきる』とは、また違うんだよな。演じるわけではないし。

言うなれば、自分の体から魂がポンと出てきて、その魂がひゅっと子供の体に(もしくはうさこちゃんに)乗り移る、みたいな。そんな感覚が近いのかな。



絵本を開いている間のように、自分の子供達に関わる時も、ずっとではないけど、1日のどこかの瞬間に、子供に潜り込んで彼らの感覚を感じ取ることができたら、もっと彼らのことを理解できるかもしれないなって思います。

親って、なんとなく子供のことわかってる気になったり、しちゃうから。

ある時改めて子供のことを言語化して、こうなんか紙に書いたりしようとすると、
あれ、うちの子ってどういう子だったっけ?とか思うことが、少なくないんじゃないかなと思います。(私だけ?)

だから時折、難しいけど、潜り込むぐらいに彼らを感じ取ると、「こうやって考えてるから、こういう行動するのかな」と理解できて、子供との関わり方が楽になったり、うまくいったりすることがあるんじゃないかなって思います。



でもね、潜り込むって…。
難しい(^.^;




では今日この辺で。

最後までお読みいただきありがとうございました!




hona




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