コーヒーミルの、力点、支点、作用点。
休みの日の朝は、夫がコーヒーを淹れてくれます。
平日や休みの朝以外は、デロンギのエスプレッソマシンで作ったコーヒーを2人とも飲むんだけど、
休みの日の朝だけは、夫がハンドドリップで淹れてくれます。
モンベルで買ったお揃いのククサでいただくコーヒー。特別感。
私、ハンドドリップで淹れるコーヒーだけは、ミルクを入れずにそのまま飲めるんですよね。
エスプレッソマシンで抽出したエスプレッソにミルクを入れて作るラテも好きだけど、ハンドドリップのコーヒー独特の甘みやコクも、好き。
さて、ハンドドリップするときには、コーヒーミルで豆を挽くところからやってくれるんですが、最近このミルに対して少し不満があるそうで。
と夫。
確かに見た目はすごく可愛い。こちらです。
HARIO ハリオ コーヒーミル・ドーム
でもさ、ミルって豆を挽くためにあるものなのに挽き辛いってあるの?って正直思いました。
しかし、よくよく聞いてみると、確かに使いづらそう。
使い方は、豆を挽いた後の粉が落ちる胴体みたいな木の部分を片手で持って、
もう片方の手でハンドルを持ってグルグル回して、豆を挽きます。
ところが、豆を挽く力が結構必要なのにもかかわらず、胴体の部分が丸くて太めでかつ木の素材で滑りやすくて、外面にも滑り止めが大危ない。危ないソファーついていない。
だからハンドルを1/4周ぐらいずつ回して止め、回しては止め…と繰り返す必要があるとのこと。
それは大変だ(と言いつつ他人事)。
他の新しいコーヒーミルを買おうかとか言ってたんですが、そのうち夫がアイデアを一つ思いつきました。
あー、なんか理科でやったよねー。それがどした?
すると、夫くん、動き出す。
ちょうど今朝使えなくなったお箸を、コーヒーミルにセロテープでつけはじめ始めました。
こんな状態。
雑な工作みたい。
しかし驚くなかれ。
この状態で夫が、ハンドルというか箸を持って回してみると…
ぐーるぐーる。
回る…回っている!
1/4周で止まらない!
回し続けられるー!!!
めちゃくちゃ挽きやすくなっているではありませんか!!!
1/4週ずつハンドルを引いては泊まり引いてお泊まりしてたのが、ぐるぐるぐるぐる続けて回せるようになったんですね!!
早速、力点、支点、作用点について調べてみました。
いわゆる、力学の概念だそうです。
この図で解説すると、今回の場合は、
『力点が支点から遠くなるほど、小さな力で動かすことができる』
という概念を利用したものでした。
もともとこのコーヒーミルは見た目は気に入っていて、使い勝手が悪いから、残念だけど買い替えようと思っていただけなので、これなら使い続けられるかも!と思ったようです。
その後早速コーナンに行って、お箸の代わりにハンドルになる木材などを探していました。
うまくいくといいね。
力学の面白さを、目の前で実感した瞬間でした〜。
てこって、単純だけど、だから、すごい。
では、今日はこの辺で。
最後までお読みいただきありがとうございました!
hona
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?