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生物学における「生命の存在意義」と、あなたが愛されていることについて

生物学者はたまに、「生命に存在意義などない」という言い方をする。

これに驚いて、傷ついてしまう人は、少なくない。

この言い方が短かすぎて、正確な意味が伝わらないようだ。

正確には、

「生物学は「生命の存在意義」という概念を用いずに、生命の存在を説明できる。」

ということだ。

別の言い方をすると、

「生物学者は、生き物についてあれこれ考えたり議論したりするけど、その考えや議論の道すじのどこにも「生命の存在意義」という言葉が出てこない。」

という感じかな。

生物学は、

「あなたは愛されていない」とか、

「あなたは必要とされていない」とか言いたいわけじゃない。

生物学は、あなたを傷つけたり、悲しませようとする学問じゃない。

ただ、生き物についてどこまで深く調べても、「生命の存在意義」というものに行きあたらないだけなんだ。


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