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7月第4週 今週の「本の話」 おすすめ3選!

7月20日(木)から26日(水)に、本の話で公開された記事の中から、注目の記事をピックアップ!


◇ ◇ ◇

★ミステリーを書くために“警察”を選んだ――『可燃物』(米澤穂信)

上司には疎まれ部下にも好かれない。しかしその捜査能力を疑うものは誰一人としていない。それが葛警部――。米澤穂信さんの新シリーズ始動! 『可燃物』について、米澤さんのインタビューです!


★〈特別インタビュー〉瀬尾まいこ「社会的なテーマを書いたつもりはないですが…」

2019年に『そして、バトンは渡された』で第16回本屋大賞を受賞。同作は2021年に映画化され、文庫版は同年の年間ベストセラーランキング文庫部門(トーハン&日販)で第1位に。その後も次々と作品を発表し、来年には『夜明けのすべて』の映画化も控えている瀬尾まいこさんに、書下ろし新刊『私たちの世代は』について、お話をうかがいました。

書店員さんたちの「絶賛の声」も合わせてどうぞ!


★国民的ベストセラー『御宿かわせみ』と平岩弓枝の全軌跡がここに!

さる6月9日、91歳で亡くなられた平岩弓枝さん。長い間、オール讀物のトリ(巻末の読切)といえば「御宿かわせみ」シリーズでした。いま人気を博している市井を描く時代小説は、みな「かわせみ」を源流としていると言っても過言ではありません。平岩さんの60年間の作家生活のすべてが詰まった、文春ムック「平岩弓枝「御宿かわせみ」の世界」をご紹介します。

特設サイトも合わせてどうぞ。

 

●今週のポッドキャスト

【著者が語る】高野秀行はイラクをめざす【イラク水滸伝】

ノンフィクション作家・高野秀行は、なぜメソポタミア文明発祥の地であるイラク湿地帯へと赴いたのか? 探検の相棒〝山田隊長〟とは何者か?
マーシュアラブの布とは何か? イラク5000年の歴史(過去も現在も!)がすべてわかる空前にして絶後の書『イラク水滸伝』が生まれたいきさつを、著者自らが明かしてくださいました!


【5分で聴く♪文春新書】坂爪真吾著『日本百名虫 フォトジェニックな虫たち』&『日本百名虫 ドラマティックな虫たち』

深田久弥の『日本百名山』は、山ガールでなくても知る名峰のセレクションです。では、「品格・歴史・個性」を兼ね備えた、日本を代表する昆虫100種を選べないか?――。そんなアイデアが坂爪真吾さんの『日本百名虫
フォトジェニックな虫たち
』と『日本百名虫 ドラマティックな虫たち
で実現しました。おなじみのオオクワガタ、カブトムシ、ゲンジボタルといった「有名虫」からドロハマキチョッキリ、アカスジキンカメムシなど聞いたこともないような「珍虫」まで、虫を楽しむ秘訣を担当者が語ります。


【5分で聴く♪文春新書】川田稔著『武藤章 昭和陸軍最後の戦略家』

旧日本陸軍のエリートとして知られる武藤章は、対米開戦時の陸軍省軍務局長であったため、東京裁判でA級戦犯となり、わずか56歳で死刑となりました。太平洋戦争開戦にいたる国策決定において、武藤は重要な役割を果たした人物です。ところが意外なことに、これから武藤についてのまとまった研究や著作がほとんどなく、本書『武藤章 昭和陸軍最後の戦略家』は昭和陸軍のキーパーソン初の本格評伝となっています。なぜいま、武藤章に光を当てるべきなのか? 担当編集者が解説します。


【著者が語る】米澤穂信さんが『可燃物』で挑む本格ミステリ×警察とは!?

ミステリの旗手・米澤穂信さんが贈る、ありそうでなかった警察ミステリ!
部下には敬遠されるが捜査能力は県警随一の葛警部が、連続放火、殺人、立てこもり事件などを次々と解き明かす短編集『可燃物』(文藝春秋)。『インシテミル』にも比肩する本格スピリットに満ちた、注目の新作の創作秘話を伺いました。


【オールの小部屋】8月号は『怪しい話 怖い話』特集だけど、もっと怖い人事異動の話から……

猛暑、酷暑、ゲリラ豪雨にうんざりしているあなたへ! オール讀物8月号は「こわい」特集です!
「陰陽師」最新作から実話怪談まで、バラエティ豊かな特集をご紹介します。なんと編集部員の体験した怖いエピソードも……。でも、最初の雑談は、会社員にとって何より怖い人事異動の話題から……。


【著者に聞く】瀬尾まいこさんが新刊『私たちの世代は』にこめた願い

そして、バトンは渡された』『夜明けのすべて』の著者・瀬尾まいこさんの最新書下ろし長編『私たちの世代は』(文藝春秋)は、コロナ禍を思わせる世界とその後を舞台にいまを生きる私たちの道標となる物語です。
不自由で息苦しかった毎日。家で過ごすことが最善だとされていたあの期間。多くの人から当たり前にあるはずのものを奪っていったであろう時代。それでも、あの日々が連れてきてくれたもの、与えてくれたものが確かにあった――作者の瀬尾さん自身が「これから、また違う日々に向かわないといけない中で、ほんの少しでも明るいものを差し出せる物語になれれば」と願った、本作の創作の裏側について担当編集者がじっくりと聞きました。


【話題作🎧試し聴き】『花束は毒』(著・織守きょうや/朗読・梅原裕一郎、福沙奈恵)

絶対見抜けない真相、背筋が凍るラスト1行。かつての憧れの青年だった真壁が結婚を前に脅迫していることを知った芳樹は探偵に調査を依頼するが…。人気声優の梅原裕一郎さんと福沙奈恵さんが男女で読み分け。



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