4月第4週 今週のおすすめ「本の話」 5選
今週は第29回松本清張賞が決定しました! また22日に発売になった「オール讀物5月号」からは、讀みどころと柚木麻子さんのBook Talkを公開。
文春文庫からは森岡督行さん『800日間銀座一周』のコラムと、角田光代さんによる山岸凉子さん『自選作品集 鬼子母神』の書評をお届けします。
ニュースからは、阿部智里さんのTwitterスペース配信イベントをご紹介します!
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★第29回松本清張賞が決定しました!
第29回松本清張賞選考委員会が2022年4月19日に開催され、757篇の応募作のなかから、天城光琴さんの「凍る大地に、絵は溶ける」が受賞作に選ばれました。選考の詳細はオール讀物6月号に掲載されます。
★オール讀物5月号の特集は〈読む、台湾。〉
オードリー・タンさん、東山彰良さん、李琴峰さんらが登場! 万城目学さんの新シリーズも待望の開幕。
創刊以来初となる特集を組み、台湾をテーマにした創作、対談、エッセイ、コラムなどが勢ぞろいしました。さらに今号のもうひとつの特集は〈人気作家豪華短編傑作選〉。「オール讀物」に万城目学さんの小説が初登場、光浦靖子さんの新連載エッセイもはじまります。
どうぞお楽しみください!
★ルールなんてものがあったとしても、壊せばいいのだ
柚木麻子『ついでにジェントルメン』
待望の新刊は、デビュー13年目にして初となる独立短編集。なぜか微妙に社会と歯車の噛み合わない人々のもどかしさを、しなやかな筆致とユーモアで軽やかに飛び越えていきます。分かるし、刺さるし、救われる――自由になれる7つの物語です。
著者の柚木麻子さんに作品について伺いました。
■書籍紹介
★角田光代「奪われてはならないものについて」
山岸凉子『自選作品集 鬼子母神』
天才・山岸凉子が「毒親」を描く──思わず背筋を冷たい汗がつたう傑作短篇集です。「毒親」という言葉が生まれる遥か以前から、山岸凉子さんは「母と子」という永遠の闇を鮮烈に映し出す作品を描いていました。
角田光代さんの解説です。
■書籍紹介
★漫画版『烏は主を選ばない』第3巻刊行記念! Twitterスペースを開催
ゲスト 松崎夏未さん(漫画家) 、阿部智里さん(原作者)
漫画版『烏は主を選ばない』3巻の刊行を記念して、原作者の阿部智里さんと漫画家の松崎夏未さんのTwitterスペース配信が実施されることとなりました。今回は阿部智里さんが読者代表として松崎夏未さんに質問します!
詳細はこちらをご覧ください。
■『烏は主を選ばない』コミカライズ特設サイト
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本の話では「読者と作家を結ぶリボンのようなウェブメディア」として、書籍にまつわる記事を配信しています。
こちらもお楽しみ下さい!
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