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2月第4週 今週の「本の話」 ベスト3!

3位★グループサウンズとは何だったのか。その常識をくつがえす

グループサウンズ(GS)は、エレキギターやエレキ・ベースを中心にして数人で編成されたグループである。ベンチャーズやビートルズ、ローリング・ストーンズなどの影響のもとに生まれたものとされ、1965年から69年にかけて、日本のミュージック・シーンを席巻した。

グループサウンズを深く愛聴し、また通暁する近田春夫氏がGSの魅力の源泉に迫る『グループサウンズ』。「まえがき」を公開します。


2位★3・4月合併号の特集は〈第168回直木賞決定&発表〉。祝・小川哲さん『地図と拳』、千早茜さん『しろがねの葉』!

「オール讀物」3・4月合併号は、〈第168回直木賞決定&発表〉〈直木賞作家大特集〉。対談企画や、読切短編も大充実の一冊です。読みどころをご紹介します!


1位★相続税よりもコワい! 親が遺した「いらない不動産」に悩まされる新・相続問題が多発!

相続でもらって困る不動産の実態とは⁉
戸建て住宅やマンション、別荘、都市農地、山林など、不動産のプロが、「負の相続」にならないための解決策を提言!

負動産地獄 その相続は重荷です』(牧野知弘著)の「まえがき」を公開します。


●今週のポッドキャスト

【オールの小部屋】「オール讀物」3・4月合併号 豪華顔ぶれの対談4本+直木賞作家特集

【オールの小部屋】「オール讀物」3・4月合併号は、直木賞特集として、受賞作家×選考委員の対談💭(小川哲さん×浅田次郎さん、千早茜さん×北方謙三さん)に加え、デビュー30周年を迎えて『ある愛の寓話』を刊行した村山由佳さんが、デビュー時から縁の深い五木寛之さんとの対談を、そして文藝春秋創立100周年記念作品『文豪、社長になる』を近々刊行予定の門井慶喜さんが、林真理子さんと対談をされています。真摯な小説論、そして作家としての姿勢など、さまざまな話題が広がっていく対談企画💭4本をお楽しみください!

また、歴代受賞作家による読切短篇も充実。✒桐野夏生 「もっと悪い妻」石田衣良 「フェイスタトゥーの男」 IWGP19 北村薫 「煙草入れと万葉集」
中野のお父さん 桜木紫乃 「谷へゆく女」 荻原浩 「ハードボイルド・ルール」今号も読み応えたっぷりです!


【オールの小部屋】祝!第168回直木賞小川哲さん&千早茜さんを総力特集

2月22日発売「オール讀物」3・4月合併号は、第168回直木賞を受賞された小川哲さんと千早茜さんが登場。巻頭グラビアに自伝エッセイ、受賞作の冒頭掲載(なんと二作合わせて100ページ超えの大盤振る舞い!)と盛りだくさん。受賞記念対談では、小川哲さんは浅田次郎さんと満洲のスケール、戦争と科学についてなど、歴史を小説に書くことについて縦横無尽に語りました。千早茜さんは、小説すばる新人賞でのデビュー時の選考委員でもあり「ダディ」と慕う北方謙三さんと、厳しくも愛に溢れる対話を。華やかな総力特集にご期待ください。


【翻訳の部屋⑪】「普通」ってなんなのかな――自閉症の僕が案内するこの世界の歩き方

本書『「普通」ってなんなのかな 自閉症の僕が案内するこの世界の歩き方』
の著者である、ジョリー・フレミング(リリック・ウィニック共著/上杉隼人訳)は自閉症でずっと周囲とうまくやれず、普通の小学校にも入れませんでした。しかし、彼は自分なりに世界と、人間と向き合った。そして気づけば高校を卒業し、大学も出て、イギリスのオックスフォード大学院に進み、修士号を取って、研究者になった――この本はそんなジョリー・フレミングが世界と人間をどう見て、どう考えて、どうつきあっているかを語る一冊です。

そこには意外な気づきや発見や、もしかしたらちょっとした救いがあるかもしれず、われわれが行き詰まっているこの世界を軌道修正するための、ちょっとしたヒントもあるかもしれません。ダイバーシティがあたりまえになった今だから読みたい本書の魅力を、担当編集者タカハシと、翻訳出版部部長ナガシマが語ります。

なおYoutubeの「本の話チャンネル」では、ジョリー氏のインタビュー動画もご視聴いただけます。


【本の螺旋階段⑧】高瀬乃一『貸本屋おせん』は本好きの胸に深々と刺さった! の巻

「貸本屋」の看板を掲げて江戸の街を疾走する〈おせん〉の姿に、思わずエールをおくる【本の螺旋階段】一同。本にまつわるウンチクも、不可解な謎解きの数々も、愉快な登場人物たちも、とにかく面白い『貸本屋おせん』は、超実力派新人による〝江戸ビブリオ捕物帖〟です。

【あらすじ】
第100回オール讀物新人賞を満場一致で受賞した著者が、満を持して送り出す初の作品集。
選考委員の村山由佳氏が「読み終えるなり『参りました』と呟いていた」と選評に記した受賞作「をりをり よみ耽り」の世界を5篇の連作で展開する。
物語の舞台は、文化年間の江戸浅草。女手ひとつで貸本屋を営む〈おせん〉の奮闘を描く。盛りに向かう読本文化の豊饒さは本好きなら時代を超えて魅了されることでしょうし、読本をめぐって身にふりかかる事件の数々に立ち向かう〈おせん〉の捕物帖もスリルに富んでいます。

【高瀬乃一さんのインタビューはこちら】


【本の螺旋階段・特別編】〝書店まわり〟って何ですか!?

いつものように雑談に興じる【本の螺旋階段】。今回のテーマは、SNSでも話題になった「書店まわり」について。そもそも「書店まわり」って何?
具体的な効果は? 事前にアポは必要? など、なかなか聞けない書店業界のホンネに迫ります。何度も「そろそろ終わりましょう」と締めの挨拶をするも、そのつど新ネタが投入されて、語らい終わる気配なく……



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