肩書を迷っているあなたに伝えたい
すこし前のことだが、ほぼ経験ゼロの状態でフリーライターと名乗り、名刺を渡していたころがあった。
声を大にしてライターやりたいです!と言い回れないチキンなわたしが、肩書付きの名刺を出すことで、自分の望みを相手に伝える役割をしてくれていた。
今考えてもチキンすぎる理由だが、そのおかげで新しいご縁や仕事につながることもあった。
でも今はそのやり方に異議を唱えたい。
厳密に言うと、そのやり方が合わない人もいれば、だんだん合わなくなる場合もある、と言いたい。
もちろんこのやり方は突破口を開く役割としては良い。
でも突破口を開いて走り出したら、肩書にこの先も同じ役目を続けてもらうかどうか考えたほうがいい。
走り出してみたら、やりたいことと違ったなと思うこともある。
自分の実力が予想以上に、肩書に伴って無いことに気がつくこともある。
体に合ってない肩書に無理やり自分を合わせることになるかもしれない。
それはしんどい。
だからもう理想を追いかけるのではなく、今のありのままの自分を肩書にすればいいじゃないかと思う。
わたしはなんの変哲もないOLからいきなりライターになったけれど、駆け出したばかりのひよっこだ。
正直に言えば好きな時間に飲酒しながら本やアニメを観たいので、フリーランスが理想的だ。
でも今はとある会社さんにほぼ専属で編集とライティングをしている状態なので完全に独立出来てはいない。
だから今のわたしを表す肩書は「ただのライター兼編集者」だ。
無理に理想に合わせるのではなく、少しづつ今の自分に合った肩書を更新していけばいいと思う。
もしこれから名乗る肩書に迷っている人がいれば伝えたい。
こんな風に気の抜けた決め方もアリだと思わないか?
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