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推しのATMになりたいので社会復帰します

『推し』とは、最も好きで応援しているモノ・人を指す言葉。元々はアイドルグループの誰を応援しているのかを表していたが、近年はアニメキャラや球団等にも使用されている。参考:https://www.weblio.jp/content/%E6%8E%A8%E3%81%97

さて、今回の日刊かきあつめのテーマは「近況報告」。

日刊かきあつめでは、メンバーが集まって毎月1回定例会を開いている。ここ数カ月私は参加できていないこともあって、メンバーへの近況報告も含め、わたしの主に『推しと仕事』に関する状況について書き記しておこう。興味がないなんて言葉は聞こえない。さぁ おつきあいいただこう。


新型コロナウイルスの感染者増加による緊急事態宣言が出され、1ヶ月以上が経過しつつある。そんな最中、わたしはこの春から会社員として新しい仕事をはじめた。

わたしは去年度までフリーランスとして業務改善する仕事や、イベントの企画と運営を主に仕事をしていた。思うところあり今年に入ってから仕事をセーブし始め、2月にはほぼ仕事への情熱は消え失せていた。もともと労働意欲がほとんどないこともあり、これを期にしばらくニートになることも視野に入れていたくらいだ。

就職したきっかけは推しのライブだった

そんなわたしがなぜ、会社に就職したのか。
ことの発端は2月末。新型コロナウイルスの騒動が本格化しはじめる少し前のことだ。

とある声優アーティストのライブに参加したことで、あっさりと就職することを決意した。理由はタイトルの通り「今日まで生きててよかった。もっと頻繁に推しに課金したい」である。

そして頻繁に課金するためには、資金が安定的に供給される必要がある。それはフリーランスでいるより会社員になったほうがいい、という安易な理由で決めてしまった。もちろん会社員とフリーランスの収入面の安定性に関しては色々な議論があると思うが、今回は推しへの愛で冷静に考えられなかったので割愛する。

ファンにとって推しを応援する方法は、お金を出すことなのだ。(もちろん他にもある)ライブはもちろんだが、イベント、出演作のDVD&Bluray BOX、コラボ商品など……とにかく推しを追えば追うほど金はかかる。

さらに元々の趣味であるマンガやアニメの鑑賞も、頻繁に新作旧作をチェックし可能な限りの量を観ている。気に入った作品があれば設定資料集やガイドブック、廃盤になっているCDやDVDをプレミア価格でも買ってしまう。オタクでない人から見れば少々常軌を逸していると思われるかも知れないが、これが推し活なのだ。(もちろん他にもある)

特に、今回わたしに社会復帰を促してくれた(大げさ)推し声優には強い感謝の気持がある。それくらい当時のわたしはやる気を失っていた。(かきあつめのメンバーも話を聞いてくれてたりしていて、本当に感謝の気持でいっぱいだ。)

まったくの異業種に転職してみた

結局どんな仕事に転職したのか。
簡単に言うと理系のルート営業で、お客さんに困っていることを聞き、それが解決できそうなシステムを色々な商材を組み合わせて作り、提案して売るという仕事だ。もちろん営業なんてほとんどやったことはないし、わたしはずっと文系の世界にいたのでまったく初めての業界と職種になるが、新しいことに挑戦したいという気持ちがあって選んだ仕事だ。

今は右も左も分からない新入社員で嵐の中の小舟状態だが、その先にある推し活に思いを馳せながら生きている日々。労働意欲が皆無になっていた2月頃の自分を思い返すと、まるで別人のようである。はたしてこの先に、理想の推し活が待っているのかどうかは分からない。しかし、少し前よりはすこし、いやだいぶ気分がいい。

以上がわたしの『推しと仕事』に関する近況だ。

うん、やっぱり推しは最高だな!

編集:らいむ

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