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「楽して稼ぎたい」の「楽」とは何なのか

「仕事が忙しくて限界、つらい」と言う相談を受けました。

私も結構なほどに忙しいのですが、忙しさが原因でツラいと言うのは少し違うと感じるのです。

今日は、そんな話です。

忙しい私と心の余裕の関係性

自分を擁護する物言いになってしまいますが、私はかなり忙しい人間の一人だと思います。原因は「ひとり親」と「経営者」の掛け合わせにあります。特に、ひとり親の視点で考えると「稼ぐ」「育てる」「生活を回す」の3点セットが一人では二進も三進もいかない。そこに経営者の忙しさがかけ合わさるので、てんやわんやの毎日の完成です。

ちなみに、休日の定義を「労働時間が1秒もないこと」を指すのであれば、私は年中無休の労働者と言えるのかもしれません。それに休日も仕事のことばかり考えています。

けれども、今より時間的な拘束が少なかった会社員時代のストレスに比べると、格段に忙しい今の方が楽しいんです。特に心的な負担はかなり軽減されているんですよね。

振り返ってみて言えることなのですが、会社員時代が楽しくなかったのには理由があって「やらされ仕事ばかり」で、自分でハンドルを握れていない。だから、創造的なことはほとんどなく、ただ疲れる毎日でした。

ハンドルを握りたい

誤解のないように言っておくと、私は決して「事業主になれ」「ワーカーホリックになれ」と言ってるのではありません。

経験を通して感じることは「仕事が楽くないこと」と「忙しすぎること」は、セットではないと言うことです。

では、仕事の醍醐味とは何か?私の考える最適解は「裁量権」なんじゃないかと思うんです。

逆を言えば、自分で仕事の裁量と言うハンドルを握り創造的な状態さえ作り出すことができれば、長時間労働や仕事内容の厳しさを乗り越えるエネルギーが湧いてくると思うんです。

これは経営者だけに言えることではなく、会社員でも同じだと感じます。労働年数を重ねヒエラルキーが高くなれば、裁量が持てる。そこには重い責任が付きまとうものの舵を切る楽しさも伴うはずです。裁量権があればですが....。

仕事の楽しさとは

何が言いたいのかと言うと、こんなことです。「忙しい」とか「仕事が向いていない」とかの理由で会社に失望する人を結構見かける。けれど、それらの理由は実のところ「裁量権のなさ」と言う理由が大きく関係しているのかもしれません。

と言うことは、忙しさから逃げたりキャリアを積むことから逃げる行動を繰り返していてばかりいては、いつまで経っても仕事は楽しくならない。楽にもならない。

未来の自分を楽にしたいのならば、まずは裁量権を増やすための努力が必要ではないかと思うのです。

私自身も、まだまだキャリアの自由度を高めたい。もちろん、自分でハンドルを握るのはスリリングでもあります。けれど、楽しいですよ。

それはきっとキャリアでも言えることだし、自分の人生にも言えること。他人任せの人生では納得がいかないと言うことです。

みなさんはどう考えますか?
今日はここまで:-)

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