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映画『トラペジウム』の本屋さんが、僕の人生を変えてたかもしれない

映画を見て初めて時間が止まる体験をしました。


このnoteを読んでくれてる方は、読書が好きな人が多いと思います。あの本屋さんがなかったら、僕が読書を好きになることもなかったと思うし、今このnoteを読んでくれているみなさんにも出会えなかったと思います。


こんにちは、佐藤僚太です。
映画『トラペジウム』の試写会に行かせて頂きました。


映画を見ている中で、「え?」って声を出してしまいそうになる瞬間がありました。



僕が「初めて」小説を買った本屋さんでは?



実際にその本屋さんがモデルになっているかはわかりません。ただ、僕が「初めて」小説を買った本屋さんのことは鮮明に覚えています。何故なら、そこは僕の人生を変えた場所だと思っているからです。その「本屋さん」に行ったことで、毎日小説を読むようになりました。小説を読むようになったことで、たくさんの人との出会いもありました。

あの日、本屋さんに行ったから人生が変わった。

僕の読書歴を話そうと思います。


全く本を読まなかった、小学校、中学校時代


僕は読書というものを、ほとんどしてきませんでした。主要5教科の中で、国語が一番成績が悪かったので無意識に苦手意識もあったのかもしれません。

僕は毎年1冊、読書感想文を書くためだけに嫌々適当な本を読んでいました。提出はしてたけど、もう何を読んだのか、何を書いたのかは全く思い出せません。

また、朝読書という時間が学校で毎朝10分間ありました。当時の僕は学校に置いてある本の適当なページを開き10分間眺めてました。10×5=50 で1週間で50分です。今その時間を回収させてください(笑)


人生を変えた本屋さん


僕の人生を変える、読書好きになるきっかけは中学校3年の時にありました。その時近くに新しく商業施設がオープンすることになり、友人と遊びに行きました。テンションが上がっていたのか、普段だったら絶対に入らない「本屋さん」というものに入りました。入った瞬間から僕の人生は変わり始めていたようです。

1冊の小説が光ってました。

吸い込まれるかのようにその場所へ行くと、その本は佐藤多佳子さんの一瞬の風になれでした。高校が舞台の青春小説が読みたいという人はこの本もオススメです。


その本を見てからはすべてを覚えています。棚に置いてあるその本を手に持った時の本の重さ。その本をレジに持って行くために辿ったルート。書店員さんに袋に入れてもらいその本を受け取った瞬間。それら全てを今でも鮮明に思い出すことができます。

この本屋さんが映画『トラペジウム』と同じ場所にいるように感じました。


そして、その時購入した『一瞬の風になれ』は「初めて」自発的に読んだ小説です。高校の陸上部の物語で、登場人物が当時の僕の年齢にも近く、感情移入をしやすかったのだと思います。また中学3年だった僕は、運動部(軟式テニス部)だったので、自分を重ねてたのかもしれません。気が付いたら小説に夢中になってました。一瞬の風になれは3部作だったので、読み終わったらすぐに続きを買いに本屋さんへ走りました。


そして、読書好きになった


一瞬の風になれを全て読み終わった後、次の本を買うために本屋さんに行きました。すでに本屋さんは僕にとって、宝探しをするようなワクワクする場所に変わってました。可能な限り長い小説が読みたいと思い、分厚い小説を探していたことを覚えています。高校受験のシーズンになっても、家では50分勉強、10分読書をして休憩を繰り返すというように、小説は僕の毎日の生活になくてはならないものになりました。

そして、志望校に合格し、その高校には片道30分かけて電車で通ってました。電車の中では今まで読めなかった時間を取り戻すかのように夢中になって小説を読んでました。その頃からずいぶんと時間が経ちましたが、今でも毎日のように小説を読んでいます。


映画トラペジウムが何かを変えるかもしれない


映画『トラペジウム』は僕の人生が大きく変わった体験をよみがえらせてくれました。何か新しく「行動」することで世界が新しくなることを、映画の中でも再度教えてもらいました。きっかけ1つで何かが大きく変わる可能性がある。映画『トラペジウム』には人生が大きく変わる何かが描かれているかもしれません。多くの人に映画『トラペジウム』を劇場で見てほしいです。

映画トラペジウムは5月10日公開です!

映画トラペジウム公式サイト

トラペジウム 原作小説 高山一実(著)


小説『トラペジウム』を読んでみると、映画とはまた違う発見があると思います。是非、小説も読んでみてください。











推しは美嘉です。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました!


佐藤僚太

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