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つながり

読売新聞の4月3日 五郎ワールドに気になる記事を見つけた。秋田の中学校で新型コロナウィルスの感染がでた。感染源は家庭内で、中学校でPCR検査をすると7人の感染が判明。その後、保護者たちが連絡を取り合い、自分のこどもが誰かにうつしたのではないかと心配させない。誹謗中傷を起こさないようにと。その考えで、町も防災無線を使い感染拡大防止と誹謗中傷しないように呼びかけたとのこと。

記事にもあるが、秋田県は感染者数が少ない、故に目立つし、誹謗中傷される。

コロナになってしまうことは、ある意味仕方がない場合がある。不用心な行動や疫学無視の行動は控えるべきですが、仕事や通勤なども含め、いかに気を使ってもなる場合はある。問題は、なった人を誹謗中傷するより、今後感染者を増やさないことであり、その方たちの人権を守ることであろう。

では、患者たたきは百害あって一利なしといいます。感染隠しを促してしまう。別の観点から言えば、感染者=免疫獲得者で経済活動の再始動にあたって大切な戦力になりうる。(146頁を要約)と言います。

明日は我が身、いつ自分がなるかわからないのだから…ブッダは言うのは以下

 自己を護る者は他の自己を護る。だから自己を護れ。 そのような人は常に害を受けることなく、賢者である。出典:『アングッタラニカーヤ』

自己中ぽくみえますが、他の自己を護ることをのべています。いつ自分がその身になるかわからないということなのでしょう。それが自己を護ることにつながる。

今回の秋田県の中学校の件は、感染症への正しい向き合い方を示してくれていると感じます。

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