今年の干支は甲辰
謹んで新年をお祝いします。
2024年の干支はと聞かれたら、
単に辰年と答えるのでなく、
甲辰*と答えるのが正しいそうである。
干支は十干と十二支を組み合わせたもの。
甲辰は十干十二支の41番目の年で、
十干の1番目である甲と
十二支の5番目である辰が重なる年。
甲辰は「春の日差しがあまねく成長を助く年」。
春の暖かい日差しが大地のすべてのものに
平等に降り注ぐという意味である。
目に見えるものも見えないものにも光が当たる。
急速な成長と変化を誘う年になるわけで、
隠れた努力が一気に実を結ぶことであり、
自分が気付かなかった才能が開花する。
それだけに変化に満ちた年にもなりうるのだ。
こういう年は身の丈に合ったことやり遂げ、
自分の足下をしっかり見て踏みしめること。
周囲の変化や成長にも己を見失わず、
未来の大望を叶えるべく準備を整えることである。
個人的には十二支で唯一の想像上の動物、
存在しない辰に大いに興味を覚えてしまう。
龍は古代中国では神獣であり皇帝のシンボル。
水中に棲み鳴き声で嵐を呼び竜巻となって飛翔する。
龍の姿は、角は鹿、頭は駱駝、目は鬼、体は蛇、
腹は蜃、鱗は鯉、爪は鷹、掌は虎、耳は牛である。
長い髭を蓄え、顎に逆さに生えた逆鱗が一枚あり、
これに触れられると激高し触れた者を即座に殺す。
さあて甲辰の今年はどんな年になるのか、
くれぐれも逆鱗に触れぬよう暮らしたいが、
大いに才能を開花して飛躍したいとも思う。
慎重に足下をよく見て踏み固めながら。
*きのえたつ、と読みます。元旦から北陸は大地震。龍が暴れたからか。災害が最少の被害となることを祈ります。