山田美幸さん、魂の泳ぎ
山田美幸さんの泳ぎを見て
涙が止まりませんでした
泣いちゃいけない
泣いちゃいけない
そう思えば思うほど
涙が溢れ出てしまうのです
生まれたときから両腕がなく
両足も長さが違うといいます
小さな体を必死に揺り動かし、
バタ足で懸命に泳いでいく
パラリンピックの背泳に
日本代表として出場した14歳
がんばれ、がんばれ
あと少しでゴールだよ!
必死に泳いだ結果は
見事な見事な銀メダル
「俺はカッパだった」と言った父。
「私もカッパになったよ」と娘
愛する父が死んだとき、
落ち込んで泳ぐ気がしなかった
でもプールに戻ってきた
「水泳が好きだったから」
レース後、美幸さんは
プールに向かってお辞儀した
「私を泳がせてくれた
プールに感謝したの」
あなたの泳ぎと笑顔を
僕は一生忘れない
大切な宝物になりました