京太郎の「母音」
ランボーの5つの母音の詩は
5つの色を表していたが、
私、京太郎は5つの母音が
5つの感情を表すと考える。
人間のこころ模様である。
「あ」は嘆きの感情であり、
「い」は嫌悪の感情、
「う」は嬉しさの感情で、
「え」は疑問の感情を表し、
「お」は驚きの感情である。
これら5つの母音によって、
様々な感情を言い表すことができ、
母音が混じりあうことで、
微妙なこころ模様も表せる。
それが詩になるのである。
詩は花鳥風月を描きながらも、
それを通じて己のこころを描く。
様々な色彩を描きながらも、
己のこころを表すことができる。
それが日本人の詩であるのだ。