カスレはいかが?

フランス南西部のラングドック地方、
冬の郷土料理と言えばカスレだ。
CASOULERはCASSOLE、
土鍋からその名が付いたものだ。

この料理の大事なのは豆である。
白インゲンが基本らしいが、
赤インゲン、大豆、青エンドウの
ミックスビーンズの水煮缶を使う。

肉も基本は豚肉らしいが、
鴨やラムを使ってもいいそうだ。
今回は豚肉肩ロースの塊を切り、
ベーコンとウインナーを使う。

ニンニクで豚肉を軽く焼いた後
タマネギ、ニンジン、ナスを炒め、
ベーコンを炒めて白ワインに豆、
トマト水煮缶とスープで煮込む。

一煮立ちしたら弱火で30分、
いい匂いがキッチンに立ちこめる。
ウインナーソーセージを入れて、
胡椒してさらに5分煮たらできあがり。

ワインはラングドックの赤で決める。
グルナッシュとムールヴェードル、
シラーとカリニャンのブレンド。
強めのタンニンがカスレに合う。
これぞ男のフレンチ、ギャバン風*だ!

*勝手に自分のカスレを男のフレンチと決め込んだため、フランスのニヒルな俳優、ジャン・ギャバンを使わせてもらいました(笑)。