肌で感じる違和感

人は何を持って

正しいとしているのか。

周囲の人たちや大勢の人たちが

正しいとしていることを

自分も正しいと思ってしまう。

人間とはそういう生き物なのだ。


それ故に本当は間違っていることを

正しいと思ってしまうこともあるだろう。

いや、あるところから見れば正しく

あるところから見れば間違っていることもある。

正と誤は表裏一体のものかも知れない。

善と悪も同様だろう。


ではどうすればいいのだろう。

何を持って自分自身を

物事を信じたらいいのだろう。

周囲の声に惑わされず、

しかも孤高にたたされずに

正しい生き方ができるのだろう。


僕は思う。

自分の心の触覚を信じたいと。

肌で感じるおかしいなということや

心に違和感をもったとき、

それは正しくはないということを。

その感性を大切に磨いておきたい。


変だな、おかしいなと感じる

その感性こそが正しいをもたらす。

そうして自らを立ちあがらせるのだ。