散歩と体内音楽

朝早く目覚めると

すぐに詩を書く。

詩を書き終えたら

朝の散歩に出る。


残暑が厳しいが

朝は涼しい。

空は真っ青に

晴れ渡っている。


ゆっくりと歩き出す。

アダージョで心地よく。

森の公園まで行くと

自然にやや早足となる。


公園の森の小道を

モデラートから

アレグロで楽しげに、

ビバーチェで生き生きと。


蝉がまだ鳴いている。

赤とんぼが舞う。

百日紅が白や赤い花を

花を綺麗に咲かせている。


やがて歩みは遅く

リタルダンドとなり

アンダンテでゆっくりと

滑らかにレガートする。

s井

体内音楽は静止し

歩みを止める。

青空を見上げ、

大きく深呼吸する。