フォローしませんか?
シェア
新橋汐留の小粋な蕎麦屋、 成富の壁に掛かった短冊に 鈴木真砂女の自筆の句が 凛とした佇ま…
鮮緑の山にやってきた。 6月に入ったばかりなのに もう蝉が鳴いている。 それも明け方から暫く…
田んぼに水が入ったと思ったら 苗が一列縦隊で何列も植わっている。 梅雨に入ったときが苗の…
広々とした田んぼの彼方に 高く大きな柳の木が飄々と 枝葉を風に靡かせ佇んでいる その昔、…
学校で習ったからか小林一茶は誰も知る俳人だ。 「痩せ蛙 負けるな一茶 ここにあり」 「やれ…
俳句は五七五であるが、 これは句を続けていく 連句の最初の上の句、 五七五の発句だけが …
後輩のSは俳句に詳しい。 大学時代は友人たちと 俳句への教養比べを していたようである。 飲み会の最中に誰かが 初句・中の句を言うと 先を争って結句を 言いあっていたそうだ。 かなりの知的遊びである。 そんなSだから 僕の拙い句には 添削をしてくれる。 春になった。 暖かくなってきた。 男臭い彼が病を患った僕に 虚子の句を贈ってくれた。 春風や闘志いだきて丘に立つ 虚子 山に登りその頂で 思い切りこの句を叫びたい。 春の陽光と春風を浴びて