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か……カタツムリの時速って、何キロですか?_落合陽一個展

「か……カタツムリの時速って、何キロですか?」

先日、神宮前のワタリウム美術館を通りかかったら、落合陽一さんの個展「万象是乱数トヌル: 如渡得舟、如ヌル即是色、如炬除暗、計算機自然亦復如是」が開催されていました。

「美術手帳」によると、「本展は計算機科学の乱数とnull概念を活用し、すべての存在が計算機自然の範疇にとらえられる可能性を探求するという試み」だそう。

飛び込んで鑑賞していると、展示物の中に昭和を彷彿とさせる「黒電話」を発見。
なんでも、受話器を取り上げて質問すると、AIが解答をくれるというもの。

思わず受話器を耳に当てました。

本間:あ、こんにちは~。
AI:こちらは××××による××××です。ご質問をどうぞ。

難しい単語が並んでいたので、プレッシャーがかかり、咄嗟にこう聞いてしまいました。

本間:あの、か……カタツムリの時速って、何キロですか?

AI:計算いたします。少々お待ちください……。カタツムリの時速はおよそOkm/Hです。

本間:(そりゃそうだ)

AI:なお、××××による計算方式を用い、××××で××××により××××を根拠としています。その場合××××は××××です。
本間:へっへっへ(素朴な疑問をロジカルかつ完璧に答える様が面白くて、人目も気にせず受話器を耳にあてたまま笑ってしまう)。

AI:ありがとうございました。

本間:どうも~。

理論は私には難しくてすっかり忘れてしまいましたが、とっても面白かった!

展覧会など、心が動かされたART体験の感想をまとめています。
マガジンのサムネイルは拙著「本郷・二分間の絶景」の表紙の一部です。 作:放課後片想い系妄想発明家(恋愛発明家) たいがー・りー氏。


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